○○○が食べたくなるのはなぜ?

B!

この時期、街を歩くと、
おいしそうな、うなぎの蒲焼きの写真とともに、

「土用の丑の日!」

と書いたポスターやのぼりを、
よく見かけます。

 

なんとなく、

うなぎを食べないといけない!

 

という義務感にかられ、
少々値の張るうなぎを食べてしまう…
なんてことがありますよね。

 

この、
夏にうなぎを食べるという習慣が広まったのには、
いろいろな説があるのですが、
私が好きなのは、
江戸時代の天才発明家である「平賀源内説」です。

 

ある日、平賀源内の元に、うなぎ屋さんが相談に来ます。

「夏になると、うなぎがさっぱり売れない…。
何かいい方法はありませんか?」

うなぎの旬は晩秋から冬、
夏は味が落ちることから、売れないで困っていたのです。

 

さて、平賀源内はどうしたか?

 

丑(うし)の日に、”う”の字がつくものを
食べると夏バテしない、
という民間伝承を利用することを思いつきます。

 

「うなぎも、”う”がつくから、
夏の丑の日に、うなぎを食べるといい、
と広めよう」

 

と提案し、
うなぎ屋の店先に、「本日、丑の日」と書いた紙を貼らせて、
自身の著書でも、
「立秋前の土用の丑の日に、うなぎを食べると滋養になる」
と書いて宣伝したのです。

 

まぁ、「平賀源内説」以外にも、
いろいろな説があるのですが、
重要なことは、

”自然発生的にヒットするモノなんて、ほとんどない”

ということです。

誰かが ”仕掛け” ているんですね。

 

バレンタインデーのチョコも、

ホワイトデーのキャンディーも、

クリスマスのケーキも、

誰かが仕掛けた結果、広まっているんです。

 

つまり、

「いい商品やサービスだったら、売れる」

これは正しいと思うのですが、

 

そのためには、

”知ってもらう”

ということが、絶対に必要不可欠なんです。

 

 

当たり前ですが、
”知らないものは買えません”

 

あなたが、とんでもない有名人だったら、
何もしなくても、売れるでしょうが、
ほとんどの人は、残念ながら私も含めて違います(涙)

だからこそ、
”仕掛け”が必要なんです。

 

いろいろな商品やサービスを見て、

「なんでこれはヒットしたんだろう…?」

という視点で見てみると、
意外な仕掛けがあることに気がつくことでしょう。

 

その気づきが、
あなたの商品・サービスを広めるのにも役立つはずです!

 

 

 

 

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