主人公は誰か?

動物番組を観ているとしましょう。

 

ライオン特集のときは、
ライオンが獲物をとらえると、
「よかったなぁ~」

 

シマウマ特集のときは、
ライオンから逃げられると、
「よかったなぁ~」

 

そんな風に思いませんか?

 

つまり、
誰目線で見るかによって、
モノの見方は180度変わってしまうのです。

 

そして、
この話の大事なポイントは”情報量の差”です

 

ライオンは、
ライオンの立場しか知りません。

 

シマウマは、
シマウマの立場しか知りません。

 

でも、
私たち人間は、
テレビなどを通して、
どちらの立場も知っています。

 

だから、
冒頭のような、
主役が誰かによって、
同じものを観ていても、
感想が変わってくるのです。

 

この話は、
経営する際の大事なポイントも隠されています。

 

それは、

社長であれば、
独立前は、従業員の立場も経験しているし、
社長の立場も経験している。

これに対して、

従業員は、
従業員の立場しか経験していない。

 

つまり、
社長と従業員では、持っている情報量の差、経験値が違うということです。

 

社長の経験がない従業員に、”経営感覚を持て!”は、
シマウマに、”ライオンの気持ちをわかってやれよ!”
といっているようなもんなんですね。

 

それは、
理解できないだろう…、そう思いませんか?

 

だから、
社長は社長でストレスが溜まり、
従業員は従業員でストレスが溜まる。

 

そして、最後には、

「辞めます」

となってしまいます。

 

このお互いのストレスを解消するひとつの方法は、

”情報量を揃える”

ことなんですね。

 

なぜ売上は必要なのか?

なぜ利益は必要なのか?

なぜコスト削減をしなければならないのか?

これらのことは学校で教わりません。

 

おそらく、
多くの社長は、
経営していく中で、実践で学んだのだと思います。

 

だから、
従業員には、”まず教えること”

 

教えてもいないのに、

”経営感覚を持て!”

と怒っていても、何も変わりません。

 

でもどうやって教えたらいいのか…?

もしお困りの場合は、
私たち、税理士や社外CFOを頼ってくださいね。

 

 

 

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