経営者にとって怖いもののひとつが
“中だるみ”
です。
起業したばかりの頃は、
無我夢中に頑張れていたことが、
だんだん食べられるようになってくると
頑張れなくなってしまう人がいます。
頑張らなくてもそこそこ食えるので、
“危機感”
が薄れていってしまうのです。
やっかいなのは、
本人に危機感がないわけではないということです。
”薄れてしまっている”のです。
”このままではいけない”
そう思っているのに、なぜか頑張れない。
お客さまもいるし、お金も何とか回っている。
会社に行けば、みんなが「社長、社長」と持ち上げてくれる。
何をやっても誰にも怒られないし、やらなくても怒られない。
「このままでもいいか…」
そこそこ食えるし、居心地がいい場所があると、
安泰であると勘違いしてしまいがちです。
しかし、
現状維持は衰退のはじまり。
気づいたときにはもう手遅れ…。こんな人が少なくありません。
経営コンサルタントの一倉定さんがこんなことを言っています。
”穴熊社長になってはいけない”
穴熊社長とは、
会社に出勤しても、ほとんどの時間を社内で過ごす社長のこと。
穴熊は、穴の出入口から見える外部の景色しか知らないで、世間知らず。
世間知らずでは経営なんてできるはずがない。
穴から出て、お客さまのところへ訪問すべきである。
穴熊社長になってはいけないのです。
確かに社内にいれば居心地がいいです。
その反面、お客さまのところへ行けば叱られることもあります。
だからと言って、
居心地がいい場所に留まっていては、成長はないのです。
もし、
中だるみしているなと感じているなら、
まずは考え方を変えることです。
たとえば、成果の考え方。
これが“お金”だと、
お金がそこそこ手に入った段階で満足してしまい、
やる気が起きなくなってしまいます。
これは、ある意味当然のことで、
この考え方であれば、
一度失ったやる気を取り戻すのは難しいかもしれません。
しかし、
“お役立ち高”
であれば、やることは無限にあります。
やる気を失っている暇などありません。
働きがいをお金に求めると、
お金を得た段階で終わりですが、
働きがいを、お客さまに喜ばれること、
お客さまのお役に立つことに求めれば終わりはありません。
お金を求めている経営者には、お金を求める従業員が集まってきます。
お客さまに喜ばれることを求めている経営者には、
同じ志の従業員が集まってきます。
やはり、“考え方”が大切なのです。
”経営者が正しい考え方を持つこと”
これが、
企業を守り、成長させるには最も大切なことなのです。
自戒を込めて…。
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