”だんだんと気が緩む”
人間は良くも悪くも、
慣れてくると、
どうしても気が緩みがちです。
緊張が解けて、
程よくリラックスするならいいのですが、
最初はキチッとしていたことも、
「まぁ、これぐらいでいいか…」
と、だんだん基準が下がってきてしまう…、
なんていう悪影響が出ることもあります。
そこで気をつけたいのが、
”仲良しグループ”
と
”切磋琢磨のグループ”
の違いです。
今の時代、職場環境というのは、とても大切ですよね。
経営者にそんなつもりはなくても、
ちょっとの誤解で
”ブラック企業”
という烙印を押されたりすることも十分に考えられる世の中です。
だからといって、
職場にルールもない、ノルマもない、
ワイワイ、みんなで仲良く、楽しく仕事ができればいいのかというと、
それも違いますよね。
つまり、
単なる”仲良しグループ”ではいけないのです。
言うまでもありませんが、
職場は、仕事をする場所であり、遊びに来る場所ではありません。
仲良く、楽しく仕事をするにしても、
そこには、
”みんなで協力して目標を達成する”
”個々人の能力を伸ばす”
”創意工夫をして、困難を乗り越える”
そういった、別の意味の楽しみも必要だと思うのです。
当然ながら、
その過程ではツラいこともあるでしょうし、
苦しいこともあるでしょう。
そんなときに、
”あの人も頑張ってるんだから、私も頑張ろう!”
そんな切磋琢磨できる環境で仕事ができた方が、
楽しいですよね!
経営者は、
”仲良しグループ”をつくるのではなく、
”切磋琢磨のグループ”をつくる。
そのためには、
まず経営者自身が、向上心を持って、実際に行動していることが大切です。
従業員は、社長のことを、よ~く見ています。
「この人は口だけだな…」
そう思われたら終わりです。
指揮官先頭で、自らが手本となりましょう。
切磋琢磨のグループにするための方法としては、
”経営理念やミッション、ビジョンを掲げる”
”月間や年間の具体的目標を掲げる”
”社内の風通しをよくする(安心・安全・ポジティブな場をつくる)”
”叱るときは、きちんと叱る”
そして、
私たちが忘れがちなのが、
”目標を達成したらお祝いする!”
です。
慣れとは恐ろしいものです。
経営者は、微妙な職場の変化に、いち早く気がつかないといけません。
そうしないと、
手遅れになりますよ!
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