”モータースポーツと、会社の決算と似ている”
モータースポーツでは、
最後のチェッカーフラッグを受けたときの順位がすべて。
たとえ、
予選で下位に沈もうと、
レース途中の順位が悪かろうが、
チェッカーフラッグを受けたときに
勝っていればいい。
逆に言うと、
いくら、予選でポールポジション(1位)を獲っても、
チェッカーフラッグを受けたときに1位でなければ、
ポールポジションも意味はありません。
これは、会社の決算も同じですね。
チェッカーフラッグ、
会社で言えば、決算日(事業年度の最終日)に
儲かっているかどうか?
いくら、事業年度の途中で儲かっていたとしても、
決算日の時点で赤字であれば、
それは”赤字決算”となってしまうのです。
これに対して、資金繰りはちょっと違います。
”資金繰りは、ボクシングに似ている”
いくら、試合途中まで優勢に進めても、
ノックアウトされたら、そこで終わり。
資金繰りも同じ。
決算日までに帳尻が合う予定であっても、
支払期日にお金がなければ、
そこで、試合終了なのです。
たとえば、
明日、1億円入る予定であっても、
今日、資金不足で不渡りを出してしまえば、
そこで終わり…。
資金繰りは、待ったなし。
とても厳しいのです。
ということで、
経営者は、
チェッカフラッグまでのレースを考える
つまり、”全体”を見る目と、
ボクシングのような、一瞬一瞬の闘いに注意する、
つまり、”点”を見る目、
この両方が必要ということですね。
特に、資金繰りは要注意です。
”会社は、赤字で倒産するのではなく、
お金がなくなったときに倒産する”
このことを忘れてはいけません。
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