切り捨てるということ。

”切り捨てる”ことで、
過去最高年商1,900億円突破!

 

これは、
あの「ジャパネットたかた」の話です。

 

「ジャパネットたかた」といえば、
2015年の社長交代が話題になりました。

 

名物社長だった高田明氏から、
長男の旭人氏へ。

 

当時の旭人氏は35歳、

しかも、
あの名物社長からの引き継ぎ…。

 

「ジャパネットは大丈夫か?」

 

そんな話もチラホラ…。

 

 

相当なプレッシャーの中、
旭人氏が行った改革、

それが、

 

”アイテム数を絞ること”

 

でした。

 

 

それまでの「ジャパネットたかた」では、
8,500点ものアイテムを扱っていたそうですが、
これを600点に絞ったのです。

 

実に、”14分の1”

 

逆に言えば、

14分の13を切り捨てたのです。

 

以前のブログで、

”社長の仕事は決断すること”

というのを書きましたが、
その決断で最も難しいのが、
この”切り捨てる”です。

 

「切り捨てたら、その分、確実に売上が減る…」

「その商品を買ってくださっているお客様に迷惑を掛けてしまう…」

「仕入を断るわけだから、仕入業者も困るかもしれない…」

「取扱商品が減れば、人員整理もしないといけないかもしれない…」

 

などなど、

いろいろな ”恐怖” が、
”切り捨てる”という決断には付きまといます。

 

おそらく、
社内の抵抗勢力も、
相当なものだったと思います。

何せ、14分の1ですからね。

 

でも、
旭人氏は決断し、実行しました。
言うのは簡単、やるのは、とてつもなく難しい。

 

そして、

ただ切り捨てるだけでなく、
アイテム数が減ったからこそできることに
取り組みました。

 

それが、

”全商品に動画説明をつける”

ことでした。

 

お客さまが、
購入後をイメージしやすいように、
実際に商品を使いながらの動画説明。

 

これで安心感が得られて、売上大幅アップ!
過去最高年商の1,900億円を達成したのです。

 

改めて、

社長の仕事は決断すること。

そう思います。

 

さらに言えば、
衆知を集めて決断すること。

 

「独裁すれども、独断せず」

 

これは、近鉄グループの社長・会長であった佐伯勇氏の言葉です。

 

「独断」というのは、自分ひとりで考えて、自分ひとりで決断すること。

「独裁」というのは、いろいろな人の意見を聞いて、最後の決断は、自分ひとりで行うこと。

 

どちらがより精度の高い決断ができるでしょうか?

これは言わずもがなですね。

 

 

あなたの会社では、
やめた方がいいけど、何となく続けていることはありませんか?

今一度考えてみましょう。

 

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