人口問題から思う。

”1億2,644万3千人”

これは、2018年10月1日時点の日本の人口(外国人を含む)です。

 

2017年の同じ月に比べて、
26万3千人減少。

これで8年連続の減少、
減少率(0.21%)は、
統計を取り始めた1950年以降で過去最大となりました。

 

人口問題でいつも思うのが、

「こうなることが分かってたでしょ!」

ということ。

 

人口ピラミッドは、
当たり前ですが、推測できます。

 

たとえば、
2018年に生まれた子どもの数は、
92万1千人です。

 

ということは、
20年後の20歳は、最大で92万1千人。

人体が分裂(!?)でもしない限り、
減少することはあっても、増加することはありません。

 

つまり、
分かっていて、問題を先送りしていたということですね。

 

この傾向は、
企業経営でもよくある話です。

 

・今月の売上が少ない…、ということは来月の入金は少ない。

・人が定着しない…、ということは企業の安定はない。

・新商品の発売が出来ていない…、ということは尻すぼみになる。

などなど、
今起きている現象を見れば、将来の推測が出来るはずです。

 

しかし、

 

悪い意味での楽観主義で、

「どうにかなるさ!」

と見てみないふりをしてしまう…、

 

というか、

”見たくない現実は見ない”

 

結局、何の対策もせずに時間だけが流れ、
日本の人口問題と同じようになってしまうのです。

 

社長も人間です。

当たり前ですが、弱いところもあります。

見なきゃいけない、受け止めなきゃいけないと分かっていても、
スルーしたくなるときもあるでしょう。

 

でも、
そのスルーが、さらなる悲劇を招いてしまうこともあるのです。

 

そうならないためにも、
助言をしてくれる、耳の痛いことを言ってくれる ”誰か”を
周りに置いておきましょう。

 

副社長でも、

専務でも、

相談役でも、

外部の税理士でも、コンサルタントでも、

誰でもいいので、
「このままじゃまずいよ。対策を一緒に考えよう」

そう言ってくれる誰かを。

 

この人がいるか、いないかで、
会社の運命は大きく変わるのです。

 

 

 

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