”営業利益率10%は最低ライン”
結果にコミットするでお馴染みのRIZAPグループ。
2019年3月期決算の最終損益が、
193億円の赤字に。
前期は90億円の黒字だったので、
大幅な業績悪化ですよね。
この原因のひとつが、”急激な拡大路線”
いろいろな会社を買収し、
急激に会社を大きくしたものの、
採算の取れない会社も出てきたようです。
RIZAP瀬戸社長も、
ご多分に漏れず、
”いけいけドンドン”
の波に飲み込まれてしまったのかもしれませんね。
まぁ、
あそこまで戦略がうまくいき、
”RIZAP”という言葉が認知されたわけですから、
調子に乗るなという方が無理かもしれません。
私でも…、
調子に乗ると思います…(汗)
ということで、
ピンチになったRIZAPが頼ったのが、
カルビーで腕を振るったプロ経営者である松本晃氏でした。
たった一年でRIZAPを去ることになったようですが、
松本氏が行ったのが、買収した会社の整理。
大きくなりすぎた会社を整理することでした。
その整理する基準が
冒頭の”営業利益率10%は最低ライン”です。
インタビューで、
「経営目標は何を重視すべきですか?」
そう聞かれた松本氏は、
「キャッシュを生んでくれるかどうか。
営業利益率10%は最低ラインで、
これが達成できないのなら、事業を止めた方がよい」
と答えています。
つまり、
”撤退の基準を持っている”
ということです。
これはとても大切なことなんですね。
営業利益率(本業の利益率)が、
最低ラインの10%を切っていたとしても、
たとえば、8%とか9%でも、
一応、”利益は出ている”わけです。
”利益が出ているものを止める”
これは想像以上にハードルが高いんですよね。
採算が取れなくても、
利益が出ているから…と、
ズルズル、ズルズル引っ張ってしまい、
さらに悪化してしまう会社も少なくありません。
だから、
”撤退の基準を持つ”
これが重要なんですね。
RIZAPの場合は、
”営業利益率10%は最低ライン”
この基準で、大鉈を振るったのだと思います。
「黒字未達なら辞任の覚悟」
インタビューでそう答えた瀬戸社長。
果たして、
結果にコミットできるのでしょうか?
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