今年初めに北海道に行ったときによく見かけた
”セイコーマート”
北海道でコンビニと言えば、
”セイコーマート”
コンビニ界の巨人である
あのセブンイレブンでさえも敵わない
店舗数を誇っているのです。
もちろん、
全体の利益ベースではセブンイレブンの圧倒的勝利です。
セコマ(セイコーマート運営会社) 5億円
セブンイレブンジャパン 1,532億円
まともに勝負したら、
ほぼ勝てないでしょう。
そこで、戦う場所を考えたわけです。
全国ではなく、地域を絞る。
つまり、一番は一番でも、
”地域で一番になる”
まずは小さい地域でトップになること。
すべてはそこからなんですよね。
ということで、
一番になれる場所はどこか?
ここを考えてみるといいかもしれません。
このセイコーマートは、
「公益財団法人 日本生産性本部」が調査している
顧客満足度調査で4年連続1位なんですよね。
通算では8回目の1位ということで、
本当にすばらしいです。
ちなみに、
2位:セブンイレブン
3位:ミニストップ
4位:ローソン
という結果でした。
調査は、
・顧客期待…企業ブランドへの期待
・知覚品質…全体的な品質評価
・知覚価値…コストパフォーマンス
・顧客満足…全体的な満足度
・推奨意向…口コミ
・ロイヤルティ…将来への再利用意向
これら6分野を、
サービス利用者に対して行っているのですが、
セイコーマートは、6分野すべてで1位!
つまり、
圧倒的1位なわけです。
この1位になれたひとつの要因に、
店舗の8割が直轄店ということが挙げられると思います。
”フランチャイズシステムの店舗展開から、
レギュラーチェーンとしての店舗展開へ”
この方針で、
経営環境の変化に合わせた
持続可能な店舗運営に変化させてきたとのこと。
直轄にすることで、
今、問題となっている
営業時間の問題、
人手不足の問題、
なども含め、
コンビニ運営についての問題に対して
迅速な対応、柔軟な対応ができる。
つまり、
コントロールしやすいわけです。
また、
このレギュラーチェーンで培ったノウハウを
フランチャイズシステムにも応用することで、
ほかとは違ったフランチャイズ展開にしています。
というのも、
セイコーマートの基本的な考え方が、
”共存共栄”
本部とフランチャイズ加盟店、
お互いの利益になるように考えているのです。
たとえば、
加盟店にテリトリー権を与える。
店舗を中心に半径150m以内に出店しない。
加盟店に裁量権を与える。
営業時間のフレキシブルな設定、
消費期限が迫った商品の見切り販売が可能など。
そして、
本部に払うロイヤリティが、
総粗利益額の10%。
ほかのコンビニチェーンが、
40%~60%ぐらいといわれているの、
かなり低い設定率となっています。
ということで、
どうでしょうか?
ほかのコンビニチェーンと比べると、
やりがい、
働きがい、
これらが感じられるようなシステムになっていると思うのですが、
いかがでしょうか?
顧客満足度が高いのも、分かるような気がします。
コンビニ業界に限らず、
これから必要なものは、
”共存共栄”
この考え方だと思います。
どちらか一方が儲かる、
どちらか一方が不利益を被る、
実際にはそうではなくても、
”そう感じさせてしまったら”
組織運営は難しくなるものです。
共存共栄の精神で、
お互いが、お互いのために頑張る。
そのためには、
お互いの情報をオープンにすること。
多くの業界で、
本部はすべてを知っているけど、
加盟店は知らないことがある。
こんな感じだと思います。
やっぱり、
ブラックボックスがあると…、
共存共栄の関係を築くのは、
なかなか難しいですよね。
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