ハッタリで終わる人、実現させる人。

「創業時は、ハッタリの連続でした。
いかに大きく見せるかを考えていた」

 

これは、

”お、ねだん以上”(お値段以上)

でお馴染みの、
ニトリホールディングス会長の似鳥昭雄さんの言葉です。

 

具体的には、
1967年・北海道の札幌に1号店をオープンしたとき、

店名を、

”似鳥家具卸センター北支店”

としたのです。

 

まず、卸センターとしたのは、

”卸し = 安い”

というイメージを利用してのこと。

 

北支店としたのは、
本店や、他の支店があることを連想させて、

”大きい会社 = 安心”

というイメージを利用をした…、

 

まさに、
ハッタリですよね。

 

でも、
このハッタリをハッタリのまま終わらせない。
現実に変えたところが、本当に素晴らしいです。

 

ニトリホールディングスの、
2019年2月期の売上高は、6,081億円、

最終利益は、681億円、

店舗数は、576店舗。

32期連続の増収増益となっているのです。

 

1号店オープンから50年足らずで、
ここまでの規模に成長させたのは、
ハッタリの裏にある覚悟の大きさがあると思います。

 

そして、
もうひとつ大切なことは、

”今の能力で考えていない”

ということです。

 

このことは、
京セラの稲盛和夫さんも、

人間の”無限の可能性を追求する”

今の能力で物事を判断しないことが大切といっています。

 

たとえば、
今、ある注文が入ったとします。
納期は6ヶ月後です。

 

しかし、
その注文は、今の能力では難しい。
できるかどうか分からない…。

 

「断ろうか…」

安全性を考えれば、断るという選択も、もちろんありです。

 

ただ、納期は6ヶ月後。

6ヶ月という時間はあります。

 

「この6ヶ月の間、必死に努力して、成長すれば、納期に間に合うのではないか?」

 

人間の無限の可能性を信じて、受注する選択もできるのです。

 

稲盛さんは、

「なんとかすれば、なんとかなるんではなかろうか」

というところから入らなければならないといっています。

 

もちろん、そのためには、覚悟が必要です。

毎日地味な努力をし、自分の能力を磨き上げていくことが必要です。

 

「できます!」

とハッタリで言って、
実際にできなければ、それは単なるウソつきです。

 

ハッタリの裏には、

”言った以上やるんだ!”

”絶対にやり切る!”

という覚悟がなければいけないのです。

 

そのひとつひとつの有言実行の積み重ねが、

やがて、

とてつもない大きな成果に変化するのだと思います。

 

ということで、みなさん、

”覚悟を持ったハッタリ”をかましていきましょう!

 

 

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