連日話題となっているお笑い芸人の闇営業問題。
吉本興業の岡本昭彦社長の記者会見が行われましたが、
”やってしまいましたね”
悪い意味で、
今後のお手本となる記者会見だったと思います。
質問と答えが噛み合っていない。
答えに入るまでの前置きが長い。
まぁ、
緊張していたのかもしれませんが、
社長としてのオーラがまったくなかっただけでなく、
”言葉”を持っていなかった。
ここが一番大きいですよね。
話す言葉の中に、
熱意や情熱、想い、
そういったものが、残念ながら感じられませんでした。
私たち世代(40歳代後半)のダウンタウンファンは、
岡本社長には思い入れがあります。
「あの、おかもっちゃんが社長で、藤原さんが副社長か」
楽しみだなぁ~と思っていたら、これですからね…。
ガッカリ感は大きいわけです。
また、岡本社長の、
「ギャラの配分は、5:5か、6:4ぐらい」
この発言にも、
芸人たちからは疑問の声が上がっています。
真実は分かりませんが、
吉本興業のギャラは、
昔から”安い”といわれていますよね。
まぁ、
それがネタのひとつになっているというか…、
それも込みでの吉本芸人っていう感じがします。
これは企業でも同じだと思うのですが、
従業員(正確には、芸人さんは従業員ではありませんが)は、
”会社にはお金がある”
そう思うものなんですよね。
私自身も、サラリーマン時代はそう思っていました。
何の根拠もありませんでしたが、
”会社にはお金がある”と。
でも、
当たり前ですが、
会社は、打ち出の小槌を持っているわけではありません。
振ればお金が出てくる、なんてことはないんですね。
しかし、
多くの従業員は、
”会社にはお金がある”と思っています。
だから、
「もっと貰っていいはずだ!」
そんな、
ギャラの不満や、給料の不満が出てくるわけです。
これを解決するためには、
お金の流れについて、”ブラックボックスを無くすこと”
これしかありません。
お金の流れを明確に説明するしかないんですよね。
たとえば、
ある営業で100万円稼いできたとします。
それなのに、
30万円しかもらえなかったら…、
「なんで100万円稼いできたのに、30万円しかもらえないんだよ!」
愚痴のひとつも言いたくなるわけですが、
それは、お金の流れについての説明がないからだと思うのです。
会社に100万円入ったとしても、
それがまるまる会社の懐に入るわけではない。
経費もかかれば、
税金や社会保険もかかる、
従業員の雇用を維持していくためには内部留保も必要になる、
などなど、
きちんと説明をしておけば、
30万円しか、
ではなく、
「30万円”も”、貰えるんだ!」
になるかもしれません。
また、
その説明に納得できなければ、
独立して、自分でやればいい。
ということで、
ギャラや給料の不平・不満というのは、
ある意味、永遠のテーマです。
企業と従業員では立場が違うので、仕方がないんですよね。
それでも、
歩み寄ることはできるわけです。
そのためには、
お金の流れを説明すること。
従業員は、”会社にはお金がある”
何の根拠もなく、そう思っているものなんです。
このあと、
吉本興業がどういう行動に出るかは分かりませんが、
お金の流れを明確にすることでしか、
ギャラの面での信頼関係は築けないと思います。
果たして、どう動くのでしょうか?
注目です。
↓クリックして頂けると嬉しいです!(ランキングに飛びます。ご協力ありがとうございます。)
<無料>のメルマガでは、ブログでは書けない情報も公開しています!
経営が楽しくなる "ちょっとした差” 教えます。
”2作連続、Amazon<総合>ランキング1位獲得著者”
税理士・社外CFOパートナー村田栄樹の<経営メルマガ>
https://brutality-ex.jp/fx38664/iroha001
一緒に、よりよい経営を目指してみませんか?