ハワイで入社式を行う理由。

B!

年間約903億円も売り上げる「丸亀製麺」

 

店舗数は1,000店舗を超え、
世界にも進出しています。

 

中でも、
ハワイ・ワイキキ店の売上がダントツで高く、

1日の来客数は1,700人、

客単価は1,100円、

ということで、
日売上約187万円!

常時50人が並んでいる大人気店になっているとのこと。

 

そんな丸亀製麺を運営する
株式会社トリドールホールディングスの入社式は、
ハワイで行われるそうです。
2019年の新入社員は217名。

 

4泊6日の日程で行うとのことで、
宿泊費・旅費だけで、

なんと、

6,000万円以上のコストを掛けているのです。

 

では、

なぜ、ハワイで入社式を行うのか?

 

一代で丸亀製麺を築いた粟田貴也社長は
こう話しています。

 

「一番大事なことは、
どういう会社で働いているかという
自覚・認識を持ってもらうこと」

 

「ワイキキ店を実際に見ることで、
世界中の人から愛されているブランドだと認識できる」

 

「国内で働く人であっても、
世界の視野を持って働くということが大事」

 

これらを伝えるために、
コストを掛けてハワイで行っているんですね。

 

そして、

そのうえで、

社長自らがビジョンを語るのです。

 

2019年の入社式では、

「2025年に年商5,000億円、
世界6,000店舗を達成したい」

 

ワイキキ店の繁盛ぶりを自分の目で見た後に
このビジョンを聞けば、

「本当にイケるかも!」

そう思いますよね。

 

このビジョンを、国内で聞いていたら…、

「今、900億円の売上なのに、たった6年後に5,000億は無理でしょ…」

もしかしたら、
そんな感情になっていたかもしれません。

 

つまり、
新入社員のスタートが
まったく変わってしまうわけです。

 

「イケるかも!」とプラスでスタートするのか、

「無理でしょ…」とマイナスでスタートするのか、

 

スタートが変われば、
当然ながら、その先も変わってきます。

 

それを考えたら、
入社式にコストを掛けるのは、
正しい選択かもしれませんよね。

 

まぁ、

それでも、

6,000万円のコストは、
なかなかですが…。

 

ということで、

粟田貴也社長の

「どういう会社で働いているかという
自覚・認識を持ってもらう」

 

これは、
どんな業種・業態でも大切なことだと思いました。

 

最近は、コスト削減で、
入社式そのものがない会社も増えていますが、

入社式の在り方について、
一度考えてみるといいかもしれませんね。

 

 

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