原点でブランドを設計する。

B!

以前、このブログでも取り上げたことがある丸亀製麺。

 

実は、
2017年後半から客数が伸び悩み、
毎月前年割れが続いていたのですが、
ある人物の参画で、見事にV字回復を果たしました。

 

その人物が、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を
V字回復させたマーケッター森岡毅さんです。

 

森岡さん曰く、
丸亀製麺の問題点のひとつは、

”ブランディングという概念が希薄だったこと”

 

丸亀製麺の粟田貴也社長の創業時からの哲学は、

”出来たての感動を届けたい”

素晴らしい哲学ですが、
残念ながら、お客さまには伝わっていなかったんですね。
伝わらなければ…、

それは、ブランドになりません。

 

しかし、

伝わってはいなかったものの、

丸亀製麺では、
出来たての感動を届けるために、
すべての店舗で、粉から麺を手作りしているのです。

 

原料は「国産小麦、水、塩」のみ。
保存料や表層的に食感を増す混ぜ物を一切使わず、
出来たてのおいしさにこだわっているんですね。

 

森岡さんは、

これこそが、
丸亀製麺の最大のブランドエクイティー(資産)であるとして、
この資産を軸に、ブランド構築を展開していったのです。

 

つまり、

”うどん自体の魅力を徹底訴求する”

これで、ブランドを設計したんですね。

 

そうして出来たCMがこちら↓
https://youtu.be/i5q_J_ojs_A

 

見たことがある人も多いと思いますが、

値段でもなく、

キャンペーンでもなく、

ただ単純に、
丸亀製麺の原点に焦点をあてたものになっています。

 

このCMを見ると、

「食べたい!」

って思いますよね。

さすが、森岡さんです。

 

あとは、
今は、モノ消費ではなく、コト消費の時代といわれています。

 

モノではなく、コト。

つまり、体験ですよね。

 

丸亀製麺のうどんを食べる、
という体験を通して、感動を与える。

 

そうです、
哲学でもある、”出来たての感動”です。

 

そのためには、
注文から食べるまでの時間を短くすること。

短ければ短いほど、出来たての味を楽しめるわけですから、
オペレーションには秒単位でこだわる。

 

分かりやすいメニューをつくることで、
注文時の選ぶ苦痛をなくす。

 

スムーズなレジでお待たせしない。

など、
様々な取り組みで、
ブランディングを行っています。

 

そんなブランディングを行っていく中で、
忘れてはいけない大切なことがあるんですが、

それについては…、

また次回!

 

 

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