前回に引き続き、丸亀製麺の話題です。
まずは、ちょっとおさらい。
今では、
年間903億円を売り上げ、
店舗数は1,000店超。
世界にも進出している丸亀製麺ですが、
実は、
2017年後半から客数が伸び悩み、
毎月前年割れが続いていました。
しかし、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を
V字回復させたマーケッター森岡毅さんが参画したことで、
見事に復活したのです。
その森岡さんが指摘した
丸亀製麺の問題点のひとつは、
”ブランディングという概念が希薄”
ということでした。
そこで、
丸亀製麺の粟田貴也社長の創業時からの哲学、
”出来たての感動を届けたい”
この哲学を軸に、ブランディングを進めていったのです。
というのが、
前回のお話でした。
そして、
今回は、そのブランディングを行っていくうえで、
忘れてはならない大切なことについて、
お話していきたいと思います。
ブランディングを行う中で
忘れてはいけない大切なこと、
それは、
やはり、
”人”
です。
丸亀製麺のブランディングでも、
店舗を、
”感動を発生させる装置”
と定義づけ、
現場で働くスタッフの意識改革、教育という点に力を入れています。
その中には、
”セルフイメージを大切にする”
というのがあるのですが、
これは、
私がコンサルをするときの考え方と同じでした。
たとえば、
天ぷらを揚げる係、Aさん、Bさんがいたとします。
Aさんは、
”天ぷらを揚げてスペースに補充する人”
というセルフイメージで働いています。
一方のBさんは、
”揚げたての天ぷらでお客さまを感動させる人”
というセルフイメージで働いています。
いったい、
どちらのスタッフが、より丸亀製麺のブランディングにつながるでしょうか?
答えは、
言うまでもなく、
Bさんですよね。
Aさんのイメージだったら、
ただ単純に、揚げて・補充するだけの作業になってしまうことも、
Bさんのイメージだったら、
「揚げたてて、おいしいですよ!」
そんな言葉が自然と出てきて、接客の意識も高まるはずです。
また、Bさんの方が、”仕事が楽しい”はずです。
”どんなセルフイメージを持つか?”
これは、仕事をするときには、とても大切なことなんですよね。
ということで、
ブランディングは、
業種・職種を問わず、
どんな仕事にも、必要な時代になってきました。
しかし、
カタチだけのブランディングでは、
意味がありません。
そのブランディングを動かしていくのは、
やはり、
”人”
なんですよね。
特に現場で働くスタッフが大切なんです。
経営者が、
スタッフに与える幸せには、
大きく分けて、2つあります。
1つは、経済的幸せ。
もう1つは、”働く喜び、働きがい”です。
経済的幸せ、
つまり、給料ですが、
これはもちろん大切です。
お金がなければ、私たちは生きていけません。
しかし、
お金だけでは不十分なんですね。
仕事そのものが楽しい、
仕事そのものが面白い、
そう思える、
働く喜び、働きがいがなければ、
仕事は長く続かないものなんです。
給料の高さだけで人を集めれば、
その給料を維持できなくなったら、
簡単に人は去っていきます。
”金の切れ目が縁の切れ目”
ってやつです。
でも、
働く喜び、働きがいを与えられれば、
会社が、本当にしんどいときに助けてくれものなんです。
ということで、
”どんなセルフイメージで働いてもらうか?”
これは、
経営者、スタッフ、どちらにとっても大切であり、
重要なことなんですよね。
あなたは、どんなセルフイメージで働いていますか?
もしセルフイメージがなければ、
これを機会に考えてみてください。
きっと、仕事が楽しくなるはずです!
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