「電車が遅延しました…」
遅刻の理由として使われるひとつですが、
基本的に、
私は、これを遅刻の理由としては認めていません。
もちろん、
列車事故が発生して、電車が動かない場合は別ですが、
10分、15分ぐらいの遅刻の場合には、
認めていません。
というのは、
”それぐらいの電車の遅れは、通常でもよくあることだから”
です。
その遅れを見越して、動けるかどうか?
ここが大切だと思うのです。
たとえば、
雨の日は、どうしても電車が遅れがちです。
より丁寧に運転するから、
普段電車を使わない人も使うから、
ホームでは、屋根のあるところに人が集中するから、
など、いろいろな理由がありますが、
確実に言えることは、
”雨の日は電車が遅れがち”
ということです。
それを分かっていながらも、
いつも通りに家を出ているのであれば、
そもそもが、
”遅刻ありき”
ということです。
また、
別の話では、
私が修行していたコンサル会社では、
月曜日に遅刻、あるいは欠席する社員がいました。
正確に言うと、
”休み明け”の出勤では、
遅刻、あるいは欠席をするのです。
私が当時思っていたのは、
「この人…、休日の使い方が下手過ぎるな…」
ということ。
休日だからといって、
夜遅くまで遊んで、翌日起きられない、あるいは、体調が悪い…。
まぁ、
本当のところは分かりませんが…。
(でも…、その人を見ていると、たぶん、そうだったと思います…)
ということで、
何が言いたいかというと、
人それぞれ、物事の判断基準があるということです。
たとえば、
「10分・15分ぐらいの遅刻なんて、全然問題ないよ」
「休み明けの忙しいときに、遅刻しようが、欠席しようが気にしない」
という人もいるでしょう。
人それぞれ、いろいろな判断基準があって、もちろんいいのです。
ただし、
仕事をするうえでは別です。
自分ひとりで完結する仕事ならいいのですが、
そんな仕事は基本的にはありません。
必ず、誰か第三者との接点があるはずです。
そんなときに、
独りよがりの判断基準で動いていたら、
大変なことになります。
会社の正しい社風は、
”規律の中の自由”
なんですよね。
ということで、
”こう考えてほしい、こう動いてほしい”
という、
会社としての判断基準を明確にすることが大切です。
それを文字言語化したものが、
いわゆる、
”クレド”
ですよね。
クレドとは、行動規範を文字言語化したもので、
価値観やルール、原則を共有するためのものです。
やはり、
人間は、文字言語化されたもの、紙には弱いものなんです。
ということで、
中小企業でも、クレドをつくって行動規範を共有することを
オススメしています。
ですが…、
「クレドが大切なのは分かったけど、何をどう書いていいのか分からない…」
という声をよく聞きます。
そんなあなたに、
クレドをつくるためのちょっとしたコツをお伝えします。
それは…、
”あなたが怒りたくなる状況、イライラする状況を、思いつくままに書き出してみる”
ことです。
たとえば、
「毎朝、必ず10分・15分遅刻してくる。遅延証明書さえ出せばいいと思っている」
「休み明けの忙しいときに遅刻、あるいは休む」
「電話を全然取らない」
「ゴミを拾わない。ゴミをまたぐ」
など、
まずは思いつくままに書き出してみるのです。
そして、
その状況がなくなるような行動規範に変えていくのです。
たとえば、
「私たちは、スタートダッシュを大切にします。
朝遅刻をすると気分が悪いです。
気分が悪いとスタートダッシュが遅れます。
逆に遅刻しないと気分がいいです。
気分がいいと、気持ちよくスタートダッシュを決めることができます。
私たちは、いい気分を選択します」
みたいな感じですね。
発想の着眼点は、ネガティブなんですが、
クレドに落とし込むときには、ポジティブに!
これがポイントです。
最近もたまにある、”バイトテロ”
あれも、行動規範がズレてることから起こることですよね。
自分では当たり前と思っていることでも、
ほかの人から見たら、当たり前ではないことがあるものです。
「こんなこともまで言わないといけないのか…」
ということもあると思いますが、
”言わないと分からない”のです。
あきらめましょう…。
だからこそ、文字言語化することが重要なんですよね。
ところで…、
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