先日発覚した、”かんぽ生命の不正販売問題”
いま分かっているだけで、
不利益を与えた疑いがある契約が18万3,000件、
そのうち、保険料の二重徴収は7万件。
日本郵政グループでは、
全契約3,000万件の調査を行うと発表しました。
前回のブログでは、
この不正販売問題の背景のひとつには、
”上場による弊害”があるのでは?
というお話をしました。
今回の不正販売問題についての謝罪会見では、
「本当に立て直せると思っているのか? そういう感じが全然しない」
日本郵政・長門正貢社長ら、
経営陣に対して厳しい質問も出たのですが、
私も記者会見を見ていて、
「この経営陣で立て直せるのか?」
という感じがしたのです。
今回は、その話をしたいと思います。
ではいきましょう。
私がなぜ、
「この経営陣で立て直せるのか?」
と思ったのか?
それは、
記者とのこんなやり取りがあったからです。
記者
「郵便局員には営業ノルマがあって、
ノルマが達成できないと研修があったり、格付けされたりする風土がある、
というお話でした。
社内には、お客さまよりも、上司に怒られないようにという
”内向き”の考えがあるようですが、
営業ノルマを廃止しただけで、
お客さま第一とする社内改革ができるのでしょうか?」
この質問に対して、
長門社長は、
「(ちょっと苛立ちながら)
人がどうたらこうたらと言うのはお任せしますが、
私は、会社の風土はダメだと思っていない。
むしろ、問題が顕在化してきた、ハッキリしてきた。
問題は解決されるためにある。
いい風土・いい組織にしようと思う」
とコメントしたのです。
これを聞いた私は、
「いやいや、その風土が悪かったから、実際に問題が起きているのでは…?」
風土を変える気がないということは、
そもそも悪いと思っていないな…、
根本が変わらないのだから、
また同じ問題を繰り返すな…、
そう思ったのです。
何度も不正を繰り返す、
某旧財閥系グループもありますよね。
”企業体質”というのは、
変えようと思っても、なかなか変わらないものなんです。
変えようと思っても変わらないものを、
”そもそも”変えようとしないわけですからね…。
それは、変わりませんよ…、
と思うわけです。
どんな規模の会社も、
結局は、”経営者次第”
経営者の考え方ひとつで、
良くもなり、悪くもなります。
今後の日本郵政グループがどうなるのか?
注目ですね。
私個人としては、
風土から、つまり、根本から変えない限り
変わらないと思っていますが…。
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