最高のマネジャーに必要なものとは?

”最高のマネジャーに必要なのは、技術・スキルではない”

 

日経産業新聞に興味深い記事がありました。

 

それは、

「グーグルが考える理想の組織」

という記事。

 

グーグルでは、

”優秀なマネジャーはどういう人か?”

について、
従業員を対象にリサーチしたそうです。

 

その結果、

最高のマネジャーには、
次の8つの習慣があることが分かりました。

 

習慣1:
よいコーチであれ。

習慣2:
部下に権限を委譲せよ。
マイクロマネジメントはするな。

習慣3:
部下の成功と幸せに関心を持て。

習慣4:
くよくよするな。
生産的で結果思考であれ。

習慣5:
よいコミュニケーターであれ。
そして、チームの声を聞け。

習慣6:
部下のキャリアについて、サポートせよ。

習慣7:
明確なチームのビジョンと戦略を持て。

習慣8:
チームにアドバイスできるように
技術的なスキルを磨け。

 

そして、

さらに興味深いのは、
この8つの順番が、”重要度の高い順”であるということ。

 

つまり、

習慣8の技術的なスキルは、
重要度から考えると、”一番下”ということになるのです。

 

これはちょっと意外でした。

 

この調査は、あのグーグルで行っているわけですからね。

グーグルはIT会社ですから、
技術的なスキルも重要かと思いきや、

 

求められているのは、

”良い雰囲気づくり”

”前向きなチームづくり”

なんですね。

 

このことは、とても重要だと思います。

”求められているものが何なのか?”

 

これを知らない限りは、
最高のマネジャーになることはできません。

 

もっというと、

マネジャーとは何か?

 

マネジャーの定義を定めることも重要ですよね。

 

会社には、
係長とか、課長とか、部長とか、
いろいろな役職がありますが、
それぞれどういう人か?

 

きちんと定義づけをしている会社は
世の中にどれだけあるのでしょうか?

 

感覚としては…、
それほど多くないような気がしています。

 

そもそも論として、
定義が分からなければ、
その役割もよく分からないはずです。

 

そのよく分からない状態で、

「係長なんだから…」

「課長なんだから…」

「部長なんだから…」

という、
なんとなくで仕事をやっていたら、
成果も期待できませんよね。

 

ということで、

役職を付けた人に、
最高の仕事をしてもらうためには、
その役職の定義づけ、

 

そして、

 

手本となる行動指針、
グーグルでいうところの、習慣などを明確にすることが
効果的です。

 

ただ単純に、

「あなたは明日から部長だよ!」

と出世したことだけを告げるようでは、
偉くなったと勘違いするだけで、

かえって、
最高の仕事から遠ざかる可能性もあります。

 

ところで…、

 

あなたの考えるマネジャーの定義は何ですか?
何をやる人ですか?

 

考えたことがない人は、考えてみましょう。

 

ちなみに、
私が思うマネジャーの定義は…、

 

「ティーチャー」

 

先生ですね。
仕事のやり方を部下に教え、育て、成果を出す人。

 

だから、

新たに何かを企画したり、

新たな商品・サービスの開発とかまでは求めていない。

 

この定義が曖昧だと、

本来、”求めてはいけないことまで求めて”

トラブルになるんですよね。

 

何事も、定義って大切なんです。

 

 

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