昨年政界を引退した渡邉美樹さんが、
今年７月にワタミに復帰。
そして…、
１０月１日付で
代表取締役会長に就任することが
発表されました。
ワタミといえば…、
いろいろありましたよね。
「２４時間３６５日、死ぬまで働け」
ワタミグループの理念集には、
こんな言葉があったようで、
実際に過労自殺問題なども起きてしまいました。
また、
あるインタビューでは、
「ビルの８階とか９階で会議をしているとき
”今すぐここから飛び降りろ!”
と平気でよく言う」
と答えたりもしています。
まぁ…、
言葉自体も問題は問題ですが、
結局はそこに愛があるかどうかですよね…。
そんな渡邉美樹さんですが、
さっそくエンジン全開の予感がします…。
日経ＭＪのインタビューで、
「これだけの経営資源があったら
５千億円の売上高が当たり前だ。
叱咤激励するのは、創業者としての責任だ」
と答えています。
ちなみに、
２０１９年２月期のワタミの売上高は…、
９４７億円です。
つまり、
今より”５倍強”の売上高が、
”当たり前”
という感覚の人がトップになるわけですから、
確実に業績は伸びると思います。
問題は…、
渡邉美樹さんの
スピード感、
責任感、
がむしゃら感、
についていける人がどれぐらいいるのか？
ただでさえ、
居酒屋業界の売上高は、
２００９年から１０年連続で前年割れをしています。
導入期・成長期・成熟期・衰退期のＳカーブでいうと、
居酒屋業界は完全な成熟期。
売上高を
今の５倍強の５千億円にするためには、
さすがに、
居酒屋業界の深掘りだけでは難しいかもしれません…。
新たなＳカーブを描く必要があると思います。
もともとは…、
介護事業を新たなＳカーブにするつもりだったのかもしれませんが、
既に撤退。
ただ、
この介護事業の売却額を含め、
１４０億円近いお金があります。
この資金を元に、
果たしてどんなＳカーブを描いていくのか？
政治の世界を経験した
渡邉美樹さんの手腕が問われますね。
ということで、
企業はトップで変わるものです。
今後のワタミは、
いろいろな意味で注目ですね。
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