セレクトショップの「TOKYO BASE」
原価率の高い、仕立ての良い衣料品と、
販売員の接客力に強みを持ち、
セールに頼らない経営戦略で業績を伸ばしています。
2019年3~5月の営業利益は
前年同期比で12%増の3億6千万円となっています。
そんな「TOKYO BASE」では、
従業員の意識や感性の向上を目指した
ユニークな従業員手当を取り入れていることでも
注目されています。
ユニークな従業員手当としては、
”ファッション10大都市視察手当”
”美容手当”
”渋谷手当”
などがあります。
まず、
”ファッション10大都市視察手当”ですが、
これは、
企業の成長戦略とリンクしています。
「TOKYO BASE」では、
10年以内に、
パリ・ニューヨークなどの世界10大都市
すべてへの出店を目標に掲げていますが、
目標に掲げた10大都市に旅行する社員を支援することで、
”現実味を持たせる”
というわけです。
行ったこともないところに、
「出店するぞっ!」
と言われても、
なかなかピンとはきませんが、
実際に行って、
現地を体験することで、
目標に現実味が出てきますよね。
現実味が持てれば、
目標達成のスピードは当然ながら速くなります。
また、
「うまいな!」と思うのは、
インスタなど、SNSを利用していること。
旅行中の過ごし方を自由にする代わりに、
インスタなどへの投稿を義務付けているのです。
これは、
会社の宣伝にもなりますよね。
次に、
”美容手当”
ですが、これは、
美容院やネイルサロンを利用した従業員に手当を支給するもので、
身なりが特に大切な、
ファッション業界ならではかもしれませんね。
そして、
”渋谷手当”
これは、
本社がある東京都渋谷区に住むと手当が出るというものです。
やっぱり通勤時間は短い方がいい。
通勤時間が長いと、
始業のスタートダッシュは、どうしても遅れがちですよね。
ということで、
なかなかユニークな従業員手当ですが、
それぞれ、以下の金額が支給されています。
”ファッション10大都市視察手当”⇒ 5万~10万円/回
”美容手当”⇒ 5千~1万円/月
”渋谷手当”⇒ 3万円/月
企業としては、
当然ながら負担増ですが、
いい人材を獲得する、
従業員の能力を伸ばす、
従業員のパフォーマンスを最大限発揮する、
これらのためには、
必要なコストであるとも言えます。
ただし、
注意点もあります。
それは、
これらの従業員手当の意味を、
きちんと説明することです。
「なぜ、これらの従業員手当を支給するのか?」
これを説明せずに、
「使わないと損だよ!」
的に支給してしまうと、
当然ながら、期待するような成果は得られません。
得られないばかりか、
”もらえて当然”
と、既得権益となってしまうことさえあります。
せっかくの従業員手当です。
企業にとっての負担は大きいものですから、
無駄な使い方をしてはいけません。
そのためには、
意味をきちんと説明することが大切なのです。
あなたの会社の従業員手当にはどんなものがありますか?
そして…、
従業員は、その意味をきちんと理解していますか?
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