漢字に見る中間管理職の役割。

突然ですが、

”うえ・した”

漢字で書いてみましょう。 

 

”うえ”は、「上」

”した”は、「下」

ですよね。

 

漢字というのは、
本当に面白くて、

 

「上」という漢字は、
横棒が下についてますよね。

つまり、
上からは下が見えない。

 

対して、

 

「下」という漢字は、
横棒が上についてますよね。

つまり、
下からは上が見えない。

 

これは、

上司・部下の関係を
表してもいるのです。

 

上司は部下が見えない。

部下は上司が見えない。

 

だから、

”ちゅう”間管理職が必要なんですね。

”ちゅう”を漢字で書くと、

「中」ですよね。

 

「中」という漢字は、
たて棒が真ん中に入っています。

これは、
上下にたて棒を通して、
風通しを良くしているのです。

 

「上」「中」「下」

これを、



たてに並べて書くと、
良く分かります。

 

「上」が塞いでいる下の横棒と、

「下」が塞いでいる上の横棒を、

「中」のたて棒がつないで、

風通しを良くしているんですね。

 

どうですか?

中間管理職は何をやればいいのか?

漢字を見れば分かってきませんか?

 

企業にとって、

中間管理職の存在は、
とても重要なんです。

 

たとえば、情報。

情報は、
一般的には、

「上」から「下」には流れやすいんですが、

「下」から「上」には流れにくいんですよね。

 

そこで、中間管理職の出番です。

 

「上」と「下」をつなぐ
たて棒が入っているのが「中」ですから、

情報の伝達をスムーズにする役割を
中間管理職が行うのです。

 

ということで、

「上」も「下」も見なければならない
中間管理職は本当に大変なんです!

 

私は
中間管理職育成のお手伝いもするのですが、

新人の中間管理職に
この漢字の話をすると、

何となくでも、
中間管理職の役割がイメージできるようです。

 

私が、
漢字を使った説明を意識したそもそもは…、

 

 

金八先生ですね!

 

人という字について、

「ひとりの人が、もうひとりの人を支えている。
人と人が支え合ってるから人なんです。

人は人によって支えられ、
人の間で人間として磨かれていくんです」

っていうアレです。

 

同年代(40歳代)の方は
きっと、共感してくれるはずです。

 

まぁ、

金八先生を演じた武田鉄矢さんは、

その後、
人という漢字は、
正しくは、そういう意味ではないと否定して話題になりましたが…。

 

あなたも何かを説明するとき…、

漢字に着目してみましょう!

素晴らしい説明の仕方が見つかるかもしれませんよ!

 

 

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