”年間6割”
この数字、何だと思いますか?
これは、
セブンイレブンの
アルバイト従業員の退職率なんですね。
あなたが行くセブンイレブンのアルバイトはどうですか?
”行く度に変わっている…”
なんてことはないでしょうが、
ある程度、人の入れ替わりが激しいことは
容易に想像ができますよね。
ということで、
セブンイレブンでは、
定着率向上の施策として、
フランチャイズ加盟店の
アルバイトやパート従業員向けの「新人研修」を
行うようになりました。
というか…、
いままでやってなかったんですね…。
ちょっと驚きました。
「加盟店研修部」を新設し、
9月に関東地域、
そして、
10月からは対象地域を全国に広げたそうです。
新人研修では、
接客やレジの操作、陳列作業などの基本を、
本部の社員が講師となり教える。
まぁ、新人研修ですから、
基本中の基本を教えるわけですよね。
ある加盟店オーナーは、
「忙しくて、丁寧に教える時間は取りづらく、
ありがたい。
なるべく従業員を参加させたい」
とコメントしていましたが、
このコメントからも分かるように、
いままで
十分な教育をしてこなかったということですよね。
昔は”教育”ではなく、”自分で盗め”
目で見て、
耳で聞いて、
自ら学べ!
というのが、
どんな仕事でも、
ある意味、”当たり前”でしたよね。
私も、
税理士事務所に勤務したときは、
まったくの未経験でしたが、
「この申告書つくっておいて」
と、いきなり丸投げでしたからね…。
それは必死でしたよ。
その会社の過去の申告書を穴があくほど見て、
試行錯誤でした。
大変だったことは間違いないのですが、
その反面、
力がついたことも間違いありません。
では、
上記の私のようなことを
コンビニのアルバイトやパートの人たちに
求めるのか?
それは
求める方がおかしいですよね。
私はそう思います。
税理士業は、
ある意味”職人”です。
修行して独立することで、
将来、それなりの収入を得ることも可能です。
ですが、
コンビニのアルバイトやパートの人たちは
違いますよね。
もちろん、
コンビニの仕事をバカにしているのではなく、
仕事の性質上、
時給が100万円とかにはならないですよね。
何年続けたとしても、
時給は極端には増えないわけです。
つまり、
”支払っている給料とのバランス”
が大切なんですね。
仕事のやり方も満足に教えてもらえず、
「やってるのを見て覚えて」
そして、
できないと叱られて、
しかも、
時給は高くない。
これだと先が見えずに、
確実に辞めますよね。
あっ、
セブンイレブンがそうだと言っているわけではありません。
念のため。
ということで、
”支払っている給料とのバランス”
を考えて、
”自分で盗め”
なのか、
”丁寧に教える”
のか。
何でもかんでも、
”自分で盗め”は
ちょっと違うと思うのです。
でも…、
”自分で盗め”は、
言っている方も、
言われている方も、
なんとなく…、
正しく聞こえてしまうものなんですよね…。
それを言われたら反論できない…、
そんな空気が世の中にはあるような気がします。
一時、寿司職人の修行についても
話題になりましたよね。
寿司職人に弟子入りすると、
まずは皿洗いなど何年もの下積みが…。
その下積みをクリアしたものだけが、
教えてもらえる。
かたや、
寿司職人の専門学校に行けば、
短期間で寿司職人になれる。
果たして、どちらがいいのか?
まぁ、
これは、
”その人がどこを目指しているのか?”
考え方次第ですよね。
どちらも正しい。
でも…、
あなたがお金を払って食べるとしたら、
どちらの寿司職人のお寿司を食べたいと思いますか?
私は…、
おっと、話が逸れましたが、
要するに、
教え方はひとつではないということです。
最適な方法で教えて、
長く働いてもらう。
定着率は社風にも影響するので、
大切なことなんですね。
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