いつまでもあると思うな需要と供給。

「いつまでもあると思うな親と金」

 

そんなことわざがあります。

 

人間というのは、

”あることが当たり前”

”永遠に続くもの”

そんな風に錯覚してしまうことって
ありますよね。

 

たとえば、

いま、
紳士服業界では、
業績悪化が止まらない状況になっています。

 

青山商事の
2020年3月期は、
創業以来、初の赤字に転落する見通しで、
20億円の赤字予想。

 

コナカも、
2019年9月期の最終損益が、
53億円の赤字。

 

はるやまホールディングス、

AOKIホールディングスも、

同様に苦戦しています。

 

この苦戦の原因は、
世の中の、”脱・スーツ”の流れです。

 

私のお客さまでも、
きちんとしたスーツを着ているところは、
ホントに減りましたね。

 

総務省の2018年家計調査では、
2人以上世帯のスーツ総支出は、
5,161円。

2000年の半額になっています。

 

世の中は、常に変化しているんですよね。

 

今まで
仕事と言えば、

”スーツ”

だったものが、
変わってきているのです。

当たり前は、当たり前じゃないんです。

 

だから、

いつも言っていることですが、
世の中をよく観察することが大切なんです。

 

スーツの需要がなくなってから、
次の手を考えたのでは遅いのです。

 

これは、

売るだけでなく、
買う場合も同じです。

 

いつも買っている仕入先が、
今後も必ず取引してくれるかといえば、
そんな保証はどこにもありません。

 

ある日突然、仕入先が倒産…、

なんてこともあるわけです。

 

だから、

「いつまでもあると思うな需要と供給」

これを、
心の片隅に常に持っておきましょう。

 

”なくなってから”

次の手を考えても、大抵の場合は手遅れです。

 

”事が起こる前に考えて、動く”

つまり、

準備しておくことが、
とても大切なんですね。

 

もう一度言います。

「いつまでもあると思うな需要と供給」

これを、忘れてはいけません。

 

 

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