あなたは自分自身を完璧に動かせますか?

”お礼とお詫びは早い方がいい”

 

昔からある格言のひとつですが、
これだけでは足りないなぁ…、

そう思う出来事がありました。

 

いま、
私たち税理士業界では、

ある

”揉め事”

が、

ちょっとした話題になっているんですね。

 

どんな揉め事かというと…、

 

ある税理士の人(仮にAさんとしましょう)が、
ほかの税理士の人(Bさん)の著作物を勝手に使い、
セミナーや研修をしていた、

というものです。

 

※登場人物が2人いますので、以下、ゆっくり読んでくださいね。

 

いまは、

”情報の時代”

です。

 

どんなことも、
あっという間に広まってしまいます。

 

この盗用した税理士のAさんは、

「バレないだろう…」

と甘く見ていたのかもしれません。

 

でも…、

セミナーや研修には、
集客というものが付きもので、
何らかの手段で告知をしなければなりません。

 

その告知の過程で、
盗用されていることがBさんに伝わったんですね。

 

当然ながら、
盗用されたBさんは、盗用したAさんに抗議します。

 

「Bさんの資料です」

そう訂正してもらわないと、
Bさんが盗用したと思われてしまうかもしれないからです。

 

抗議の結果、
Aさんは素直に認め、Bさんに謝罪。

・参加者への事実の報告

・ホームページ上での謝罪文等の掲載

・損害賠償金の支払い

などの<和解要件>に応じたのです。

 

ここまではいいですよね。

 

で、

ここからです。

 

素直に認め、早く謝罪したまでは良かったのですが、

そのあとの<和解要件>を
なかなか実行しなかったのです。

 

Bさんの催促に、
その都度、Aさんの謝罪は素早いのですが、
その後の実行が、なかなか進まない。

 

度重なる催促のうえ、
やっと実行するも、中途半端な実行。

 

業を煮やしたBさんは、
この一連の過程を、
Bさん自身のホームページ上で公開するに至り、
私たちも知るに至ったわけです。

 

盗用したAさんからすれば、
自身のやったこととはいえ、
信用が失墜するのは間違いありません。

 

Aさんのホームページに謝罪文を載せることは
どうしても避けたかったのでしょう。

 

でも、

その保身の行為が、
かえって
事を広めることになってしまったのです。

 

ということで、

”お礼とお詫びは早いほうがいい”

そして、

”約束は守る”

 

今回の件でいえば、
上記の<和解要件>を期日通りにやっていれば、

少なくても、
私が知るぐらいまでには広がらなかったはずです。

 

間違えたあとの行動が、
とても大切なんですよね。

 

まぁ…、

こんなことは、
盗用したAさんも分かっていたはずです。

 

それでも、
いざ自分がその立場に立つと…、

自己保身に走ってしまうんですね。

 

私自身も、
分かりません。

その立場になってみたら、
自己保身に走ってしまうかもしれません。

 

今回の件は、
他人事ではないのです。

 

”間違えたあとの行動”

誰もがどう動くべきかは、
”頭”では分かっているはずですが、
実際に動くのは難しい。

 

人間は、
”頭”では動かせないのです。

改めて考えさせられました。

 

ということで、

どんなときでも、正しい行動ができるようになる。

そのためには、日々修行ですね。

 

 

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