新卒3年の過ごし方。

B!

”新卒は、なぜ3年で辞めるのか?”

 

たまたま、
同じようなテーマの記事を
新聞と雑誌で読みました。

 

新卒入社後、
すぐに転職した人のインタビューが
載っていましたが、

正直なところ、

何だかなぁ…って

感じでした。

 

まぁ、

それだけ、
私が年を重ねたということかもしれませんが、
こんなことが載っていたのです。

 

「新人として簡単な業務に固定されて、
成長率が大きい20代を、
こんな仕事に費やしてよいのか疑問に感じるようになった」

「与えられた業務の範囲が狭く、
乗り越える困難もありませんでした」

「個人の裁量が小さく、自分がいなくても会社には
何の影響もないんだ、と感じた」

 

そりゃ、そうだろう…、

という感じなのですが、

おそらく、

最初にあたった上司が悪かったんでしょうね。

 

私は
運よく上司に恵まれたので、
上記のようなことを感じることはありませんでした。

 

というのは、

社会人最初の上司に、
こんなことを言われたのです。

 

「与えられた仕事を一生懸命にやるのは大切なこと。

でも、それだけではダメ。

耳をダンボにして、
周りでどんなことが起こっているのか?
どういう仕事をしているのかをしっかり観察すること」

 

だから、

私は、

”簡単な業務に固定されている”

とか、

 

”与えらえた業務の範囲が狭い”

とか、

 

”個人の裁量が小さい”

とか、

 

そんな不満を持たずに済んだんですよね。

 

これが、
与えられたことだけやっていたら…、

 

それは、つまらないですよ。

新人にいきなり重要な仕事なんて任されないわけですからね。

 

どんな業界でも、
新人に与えられるのは、簡単な仕事です。

ただ、

いくら簡単な仕事といっても、
最初は大変なんですよね。

 

でも、

数をこなしていくうちに、
だんだんと慣れてくるわけです。

 

慣れてくると…、

 

仕事ができる気になって、

誤解を恐れずに言えば、

”仕事をナメるようになる”

 

しかし、

 

”一人前と一流は違う”

仕事がこなせるようになったことは、
一流でも何でもない。

一人前になったわけでもなく、
二流になっただけです。

 

ここを勘違いしてはいけないと思うんですよね。

 

もちろん、転職するのは自由です。

すぐに辞めても構いませんが、

私自身は、
3年ぐらいはやらないと、
何もわからないのではないか?

そう思っています。

 

まぁ、
世の中には超人がいますので、
3年も必要ない人もいますが、

私のような凡人は、
3年は必要だと思っています。

 

「考えが古いっ!」

なんて言われそうですが、
これが私の意見なので、仕方ありません…。

 

「石の上にも三年」

すぐに辞める人よりも、
3年頑張った人の方が信頼できる自分がいるのですが、
みなさんはいかがでしょうか?

 

ということで、

企業経営において、
人の採用は永遠のテーマです。

 

採用コストを掛けて採用し、

研修で投資して、

すぐに辞められたら…、

たまったものではありませんよね。

 

そうならないためにも、
採用前の相互理解をどうするか?

 

インターン制度もそのひとつですが、

採用前の取り組みが
今後ますます重要になってくるでしょう。

 

人の問題は…、

ホント、悩ましいですよね…。

 

 

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