新型コロナウイルス肺炎の影響で
マスク不足が続く中…、
あるドラッグストアが
栄養ドリンクなどとの
”抱き合わせ販売”
を行っているとの報道がありました。
500円ぐらいのマスクを、
なんだかんだで…、
”9,000円前後”で売っていたということで、
なかなかですね…。
私、個人的には、
抱き合わせ販売で真っ先に頭に浮かぶのは、
”ファミコンのカセット”
です。
ドラクエ(ドラゴンクエスト:冒険ゲームですね)全盛期に、
人気のない商品との抱き合わせ販売が問題となったのです。
その当時は、
子どもながらに…、
「汚い商売だ!」
なんて、
憤っていたものです…(汗)
ここで大切なことは、
この汚い商売をしたことを、
”お客さまは忘れない”
ということなんですよね。
抱き合わせ販売で
渋々、その商品を買ったお客さまの、
”損をさせられた!”
この思いは、
そう簡単には消えないんですよね。
つまり、
一時の利益のために信頼を失い、
その後の利益を失うということになるわけです。
今回のドラッグストアも、
抱き合わせ販売で
一時は儲かったと思いますが、
マスク不足が解消されたあと…、
お客さまが戻ってくるかは
疑問ですよね。
「あのお店は、困っているときに足元を見るからな…」
そんなイメージがついてしまったら…、
ほかのお店に足を運ぶ人が多いのではないでしょうか?
ということで、
マーケティングで大切なことは、
”一回のお客さまを、一生のお客さまにする”
これです。
唯一無二の、
そこでしか手に入らない商品を販売しているならともかく、
誤解を恐れずに言えば、
多くの場合はそうではありません。
同じものをたくさんのお店が売っている中、
一度買いに来て頂けた。
一度来て頂くための
広告宣伝費などの獲得コストは、
決して安くはありません。
一回のお客さまを何人も獲得するよりは、
一回のお客さまに、何回も買ってもらった方がいい。
極論すれば、
一生のお客さまになってもらった方が、
確実にいいわけですよね。
そのためには、
誠実であることが必須です。
抱き合わせ販売のような、
誠実とは真逆のことをやると、
結果的には損をする。
ちょっと考えれば、分かる話ですよね。
つまり、
お客さまは、よく見ているのです。
困っているときに、どんな対応をするのか? を。
分かりやすく言えば、
”お客さまのことを好きな企業を、
お客さまは好きになる”
ということです。
少なくても、
好きな人に、抱き合わせ販売はしないですよね…。
一時の儲けに走らないように!
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