過去の○○、捨てられますか? 

いつの時代も変わらない愚痴のひとつに、

上司と飲むと、

”過去の栄光話をされる…”

というものがあります。

 

「昔の俺はすごかった!」

延々と自慢話をされる経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか?

 

この過去の栄光、
過去の成功体験というのは、
それだけ、

その人にとっては、

”インパクトがある”

ということなんですよね。

 

このことは、
企業においても
同じことがいえます。

 

大成功したまではいいんですが、
そのあとが続かない…、

そういう会社って
ありますよね。

 

その理由のひとつは、
過去の栄光話がやめられない人と
同じなんです。

 

一度成功した方法、
一度成功した商品・サービスに
固執してしまう。

その成功から離れることが
出来なくなってしまうのです。

 

流れ的にはこんな感じです。

 

過去の成功体験が忘れられず、

”変われない”

変われないから、

”飽きられる”

飽きられるから、

”業績は悪化する”

 

それでも…、

 

いつかきっと、
あのときのように成功する日が来る!

そう信じて、

というか、

そう思いこむことで、
何とか経営を続けている…。

 

固執することは必要なことでもあるのですが、
忘れてはいけないのは、

”外部環境は、常に変化している”

ということ。

 

時代の流れとともに、
人の趣味趣向は、
当たり前のように変わっていきます。

技術も進化していきます。

 

そんな中、

自分だけが過去の栄光に固執し、
変わらなかったら…、

 

 

それは、うまくいきませんよね。

たとえば、
分かりやすく
音楽プレイヤーで考えてみましょう。

 

カセットテープやレコードから始まり、

CD、

そして、

MD、

いまでは、

デジタル。

 

MDの時代って
いま思うと短かったですよね。

あっという間に消えた印象があります。

 

まぁ、

それはいいとして、
時代とともに変わっていくわけです。

 

過去の栄光に固執するというのは、
カセットテープで成功した人が、

時代が変わった今でも
カセットテープで成功する!

そう思っているのと同じことなんですよね。

 

この話を聞いて、
それはちょっと言い過ぎでしょ!

そう思ったあなた!

 

先日、

アメリカの

「ピアワンインポーツ」

という会社が破綻しました。

 

ピアワンは、
ホームファッションの専門店。

家具や装飾品を扱うお店で
1970年~80年代にかけて
急成長した会社なんですね。

 

それが、

2000年代に入ったあたりから
徐々に勢いがなくなり、
ついには破綻したのですが、

その理由は、

”変われなかったこと”

いつ行っても同じ店内、
20年前と陳列が変わっていなかったそうです。

 

それだけ、

過去の栄光、
過去の成功体験というのは、
インパクトが強いのです。

 

ということで、

人生においても、
企業経営においても、

時には、

”捨てる”

これが必要ということです。

 

とはいえ…、

なかなか難しいかもしれませんね。

でも、

これをやらない限り、
先細りが目に見えています。

 

あなたは、

過去の栄光、
過去の成功体験、

これらを捨てられますか?

 

 

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