税理士事務所に勤めている以前の教え子から
こんな相談をされました。
「うちの所長は、
消費税の軽減税率は手間が掛かるし、
無視でいいよって言うんですけど…、
ホントにいいんですか?」
これは…、
もちろん…、
ダメですよね…。
その所長さんの考えは、
「金額的にも軽微で、納税額も変わらないから」
ということのようです。
確かに、
納税額の差は、微々たるものかもしれません。
しかしながら、
私が気になったのは、
そのことを
”お客さんは理解しているのか?”
ということ。
お客さんにも相談したうえで、
たとえば、
「軽減税率で作業が増えるので、その分の追加報酬をお願いしたいです。
ただ、納税額の差は微々たるものなので、
報酬はそのままにして、軽減税率を無視するという選択もあります。
どちらになさいますか?」
まぁ…、
この提案自体がヘンなんですが、
それでも、
お客さまの意向を聞くことは、
とても大切なことだと思うのです。
その教え子曰く、
「おそらく…、うちの所長は、
お客さんの意向を聞かずに、勝手にやっているだろう…」
ということでした。
これだと、
税務調査が入ったときに、
揉めることは確実ですよね…。
ということで、
今回の件に限らず、
”勝手にやってしまう”
というのは、
実は、
税理士業界では
”あるあるトラブル”
のひとつなんですよね…。
質問しないで、
勝手な思い込みでやってしまう。
質問するのって、
意外と…、
大変なんですよね…。
場合よっては、
「そんな細かいことまで聞いてこないでよ!」
みたいに叱られることもあるのです。
一度でも、
質問して叱られた経験があると、
質問しづらくなって、
やがて、
質問せずに、
勝手にやるようになる。
まぁ…、
気持ちは分からなくもないですが、
これは、
結果的に、お客さまのためにならない。
お客さんに嫌がられても、
質問すべきことは質問する。
これが、
最終的には、
お客さまの利益になるのです。
ということで、
私の事務所では、
細かいことも質問するようにしています。
もちろん、
嫌がられることもありますが…、
それが、
お客さまの利益になると信じて、
自信を持って、質問しています。
あなたの周りには、
”勝手にやる”
これが慣例になっていることはありませんか?
もしあったら…、
まだ表面化していない、
たくさんの見えないトラブルを抱えている…、
そんな、
恐ろしいことになっているかもしれませんよ!
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