実用的に考える方法。

2020年、
今年の流行語大賞の有力候補のひとつが 

”三密”

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、

”密閉・密集・密接”

この3つの密を避けるということですよね。

 

最近では特に、

”スーパーマーケットの三密”

これが問題になっています。

 

各スーパーマーケットでは、
三密対策として、

買い物はひとりで、

3日に一度の来店を促す、

レジ待ちする人と人との間隔を開ける、

などを行っています。

 

そんな中、

「この発想、好きだなぁ~」

私好みの対策を、テレビで観ました。

 

それは、

”買い物カゴを100個しか置かない”

というもの。

 

簡単にいえば、

”入場規制のひとつ方法”

なんですが、

買い物カゴがなくなった段階で、
入場をいったんストップ。

入れなかった人は、
次の順番まで外で待機する、

というものです。

 

入場規制の方法には、

これまで、

やれ、名前の五十音順にする、

やれ、名前のイニシャルにする、

やれ、生まれ月にする、

などなど、
いろいろな方法がいわれていましたが、

どれも、

”実用的ではない”

ですよね。

 

「そもそも、それ、どうやって確認するの?」

「確認するとき、どうしたって、近づくよね?」

 

ツッコミどころ満載だったわけですが、

買い物カゴ100個作戦は、
単純ですが、分かりやすく、お見事!

 

この方法であれば、
確認作業も必要ありません。

ホント、
素晴らしいアイデアだと思いました。

 

ということで、

改めて思ったことがあります。

 

それは、

”人間は、難しく考えやすい”

ということです。

 

「入場規制の方法を考えろ!」

そういわれた瞬間に、

人数ではなく、

”誰を入場させるか?”

これを考えてしまうんですね。

 

だから、

名前の五十音順とか、

イニシャルとか、

生まれ月とか、

選別する方法を考えてしまうわけです。

 

ですが、

やりたいことは、”人数を制限すること”

 

誰を入場させるかではなく、
ただ単純に、人数を抑えたいわけです。

そこに、
選別作業は必要ないはずなんです。

 

”人数を制限するには?”

この、シンプルな発想になった人のみ、

”買い物カゴの数で、人数調整をする”

こんな素晴らしいアイデアが出せるのでしょう。

 

ということで、

そもそも論として、

”何がしたいのか?”

”何が必要なのか?”

 

まずは、

この大切な、”そもそも”を考えることです。

 

そうすることで、
無駄な情報がそぎ落とされ、
実用的なアイデアが浮かんでくると思います。

 

あなただったら、
どんな方法で、
スーパーマーケットの入場規制をしますか?

 

 

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