新型コロナウイルスの影響で、
外出自粛要請が続く中、
業績を伸ばしているのが宅配業界です。
中でも、
飲食関係のデリバリーが好調ですが、
そのポータルサイトの筆頭が、
「出前館」です。
「出前館」の強みのひとつが、
その加盟店の多さ。
最近話題の「Uber Eats」が約1万4千店、
「楽天デリバリー」が約1万2千店ですが、
「出前館」は、約2万1千店が加盟。
当たり前ですが、
加盟店が多ければ多いほど、
利用者の選択肢は増えるわけです。
また、
「出前館」では、
料理のアツアツ感にもこだわっています。
専用の容器を開発し、
保温性を高めることに成功。
お客さまの満足度を高めているのです。
そんな「出前館」の特集を、
あるテレビで観たのですが、
驚いたことがあります。
それは…、
社長である中村利江さんが、
自ら配達をしていたのです。
もちろん、
社長の仕事があるので、
配達するのはたまにですが、
それでも、
年商66億円企業の社長が自ら配達。
これは、
なかなか出来ることではありません。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ!」
そんな名台詞がありましたが、
ビジネスでも、
やはり、
”現場”が大切なんですよね。
とはいえ、
ビジネスの規模が大きくなってくると、
社長と現場との距離は、
どうしても離れやすくなります。
現場から離れてしまうと、
当然ながら、
お客さまの生の声を聞く機会は減りますよね。
そうすると、
間違った判断をしてしまう可能性も、
大きくなるわけです。
また、
社長 = 楽をする
そんな思考回路になってしまう人もいます。
「社長になったんだから、大変な現場はやらなくていい」
こんな勘違いから、
社長と現場社員との間に、
軋轢が生じることも少なくありません。
社長専門コンサルタント一倉定さんの名言のひとつに、
「穴熊社長が会社を潰す」
があります。
社長室に閉じこもり、
指示だけ出しているような穴熊社長ではいけない。
社長はもっと現場に出ろ!
現場に出て、お客さまに叱られろ!
社長室でふんぞり返っているのが社長ではない、
「穴熊社長が会社を潰す」には、
こんなメッセージが込められているんですね。
ということで、
何事においても大切なことは、
”自ら手を動かす”
ということ。
人間というのものは、
何とかして楽をしたいと思いやすい。
”自ら手を動かさずに、結果だけを求める”
そんな矛盾を現実にしようと、
躍起になってしまいがちです。
しかし、
そんな都合のいい話は、
そうそうありません。
たとえば、
社長が掃除をしている会社は
どれぐらいあるでしょうか?
まぁ、
大企業になってしまうと
社長としての仕事量が半端なく多いので、
掃除をしようと思っても、
させてくれない環境になってしまうと思いますが、
いったい、
どれぐらいの社長が自ら掃除をしているのか?
感覚値ですが…、
それほど多くないような気がしています。
何が言いたいのかというと、
それだけ、
社長になると、
”手を動かすことが減る”
ということです。
あなたは、
自ら手を動かしていますか?
動かしていないと感じたなら…、
たまには現場に出てみましょう。
忘れかけていたことを思い出すとともに、
新たな発見があるはずです。
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