私が理想とする経営、
それは…、
”ワンマン経営”
です。
こんなことを言うと、
「ワンマン経営なんて、”時代錯誤”」
そんな意見が飛んできそうですが、
それは、
”正しいワンマン経営を知らないから”
正しいワンマン経営というのは、
近鉄グループ総帥
佐伯勇さんの考え方である
”独裁すれども、独断せず”
これです。
一般的に
ワンマン経営というと…、
社長が好き勝手に、
何もかも一人で考えて、一人で決める、
そんなイメージがある人も多いかと思いますが、
これは、”独断”です。
そうではなく、
いろいろな人の意見を聞いたうえで、
最後は自分の責任で決める。
これが、”独裁”
つまり、
”衆知を集める”
これが、
正しいワンマン経営なんですよね。
では、
なぜ、
”ワンマン経営がいいのか?”
その理由のひとつは、
”スピード”
です。
正しいワンマン経営では、
衆知を集めたうえで、
最後は、社長ひとりで決断します。
社長がこうと決めたら、
その決断を邪魔するものはいません。
その道を、
ただ真っすぐに進めばいい。
なぜなら、
決断するということは、
責任を負うことでもあるからです。
”失敗したら、社長が責任を取る”
この考え方であれば、
部下たちは、
安心して進めることが出来ますよね。
ですが、
ワンマン経営ではなく、
決定権者が複数いたりすると、
それはそれは…、
どうしても
スピードは遅くなります。
たとえば、
私の趣味であるモータースポーツ観戦では、
今年、こんなことがありました。
2020年F1開幕戦の舞台は、
オーストラリア。
3月13日からスタートする予定だったのですが、
新型コロナウイルスにより、
レースは中止となりました。
まぁ、
これは仕方ないのですが、
問題だったのは、
レース中止が決まったのは、
3月13日の朝9時だったということ。
3月13日から開幕ですからね…、
当然ながら、
既にたくさんの観客が集まっていたのです…。
では、
なぜ、こんなギリギリでの中止決断になったのか?
それは、
ワンマン経営ではなかったから。
いまのF1は、
詳しくは省略しますが、
FIA(国際自動車連盟)、
FOA(フォーミュラ・ワン・グループ)、
そして、
各国の主催者、
基本的には、
この3者でレースは運営されています。
レース中止ともなれば…、
チケットの払い戻しなど、
莫大な損害が発生するわけですが、
その損害を負担したい人など、
この世にはいません。
ということで、
3者のにらみ合い…。
「誰か中止って言ってくれよ。中止って言ったもんが損害を負担すればいい…」
結果、誰も中止とは言わず、
ズルズル・ズルズル決断が先送りされた…、
というわけです。
今回の例は、
F1という、
ある程度の財力があるところの話なので、
まだいいのですが、
これが中小企業だったら…、
決断の遅れが、
企業の死活問題に発展するケースは
少なくないはずです。
いまは、
コロナショックの影響で、
決断しなければならないことが
多いと思います。
そのときに、
”責任逃れ”のような考え方を持っていたら、
確実に判断は遅くなります。
だからこその、
”独裁”
いろいろな人の意見を聞いて、
最後の最後は、
社長ひとりで決断する、
社長というのは、
孤独であり、覚悟が必要であり、
ホント…、大変な仕事なんですよね。
私のところにも、
毎日のように相談があります。
ですが、
私ひとりの力は、
微力も微力…、
コロナショックから救えるほどの力は
ありませんが、
みなさんに言って頂けるのは、
”誰かに相談できる”
この安心感があるだけで、
気持ち的に随分違う…、
ということです。
独裁するためには、
衆知を集める必要があります。
あなたもぜひ、
信頼できる周りの誰かに相談してみてください。
きっと、
解決の糸口が見えてくるはずですよ!
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