赤字の原因、知ってますか? 

B!

コロナショックによる巣ごもり需要で、
ますます絶好調は「Amazon」

 

いまでこそ、
年商30兆円企業のAmazonですが、

創業後は、
何年も赤字が続いていました。

 

その赤字のまま、
事業資金を獲得するために、
1997年に株式上場。

 

その際にも、
創業者であるジェフ・ベゾスさんは、

「あと数年は赤字です。
長期的な視野で設備投資をするので、
黒字にはなりません」

とコメントしたのです。

 

そして、

その言葉のとおり、
ITシステムと物流に
巨額投資をして赤字…。

 

なかなか黒字が出ない状況を見て、

「Amazonはもうダメだ…、いつ潰れてもおかしくない…」

そんな声も囁かれるようになったわけですが、

そのときについて、
ジェフ・ベゾスさんは、
次のように語っています。

 

「Amazonはダメだといわれている頃にも、
データを見てみると、お客さまは増えているし、
満足度をチェックしても問題ない。

リピーターも多かった。
一度Amazonを使ったお客さまは、
何度も使ってくれていた。

だから、

赤字の期間でも、自信を持てた。

インターネットバブルで
多くの会社が消えたが、

彼らは、
お客さま中心の息の長い会社をつくろうとせず、
ウォール街の方を向いていた」

 

この言葉は、
経営者にとっては、
とても重要な言葉なんですよね。

 

まずは、
大前提として、

”お客さまを見ていた”

ということ。

 

お金を出してくれる人(ウォール街)は
もちろん大切ですが、

そちらばかり見ていると、
企業はおかしな方向に行ってしまうんですよね。

 

そして

”データを元に判断している”

これも重要です。

 

感覚的に、

「これ、イケるよ! 大丈夫!」

まぁ…、

この勘というのも大切ではあるのですが、

 

きちんとデータを見たうえで、

「イケる!」

そう判断した方が、
当然ながら、
成功する確率は高いわけです。

 

また、

この赤字について、
ジェフ・ベゾスさんは、
次のようにもコメントしています。

 

「赤字だといっても、
効率が悪いからなのか、
未来に投資しているからなのかで
まったく違う。

外から見る投資家には、
どちらの状態かを見分けるのは困難。

しかし、

内側から見れば、
明らかに、未来への投資で出ている赤字。
決して無駄遣いしていたわけではない」

 

つまり、

大切なことは、

”赤字の原因を理解している”

ということ。

 

ただし、

理解しているだけではダメです。

理解したうえで、

”正しい行動をする”

ここが、
さらに重要なんですよね。

 

ジェフ・ベゾスさんの場合は、

”さらなる投資”

という判断をしたわけですが、

これが正しかったことが
いま、証明されていますよね。

 

厳しい言い方をしますが、
世の中には、
何年も赤字を垂れ流している会社があります。

 

その中には、
赤字の原因が分かってはいても、
正しい行動をしていない。

 

たとえば、

”営業しない”

”商品サービスの質を上げない”

”社員教育しない”

 

「それは…、何もしてないんだから赤字でしょ…」

そう言わざるを得ない会社も
世の中にはたくさんあるんですよね。

 

ということで、

Amazon創業者である
ジェフ・ベゾスさんの考え方は、
とても勉強になります。

 

あなたの会社が、
もし赤字だったとしたら…、

”その原因の追究と、正しい行動”

これを徹底しましょう。

 

 

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