”慣れない”ということ。

みなさんは、

高いところ、得意ですか?

 

私は…、

 

 

 

ちょっと苦手なんですよね…。

高いところに立つと…、

 

 

何だか、

吸い込まれそうな感じがしてしまうのです…。

 

でも、

世の中には、
高いところが得意な人たちもいますよね。

 

たとえば、

ビルの窓清掃をする人たち。

 

私は、

想像しただけで…、

 

 

とても出来ません…(汗)

 

そんな

ビルの窓清掃など、
高所作業の人たちの特集をテレビで観たのですが、

ある言葉が、
とても印象的でした。

 

それが…、

 

 

 

「高所に慣れないことが大切」

という言葉です。

 

高所作業の人たちは、
高所に慣れないといけないかと思いきや、
その逆。

慣れてはダメだというのです。

 

なぜなら…、

 

 

 

慣れてしまうと、
怖さがなくなるので、

”作業の危険度が増す”

 

なるほど!

これって、

どんな仕事においても、
とても大切なことだと思いました。

 

たとえば、

私のような税理士業であれば、
仕事のひとつに
税務申告書の作成があります。

 

この税務申告書の作成において、
ミスをするのは…、

 

 

新人よりも、
3~4年目の職員、

前々から、そう感じていました。

 

自分自身の場合を思い返してみても、

 

新人の頃は、
初めてのことだけに、
それこそ、必死で行っていました。

 

分からなければ調べて、

分からなければ聞いて、

何度も何度もチェックして、

ようやく、

ひとつの申告書を完成させていたのです。

 

しかし…、

 

税務申告書の作成に慣れてきた
3~4年目の頃は、

新人のときのような
チェックではなくなりました。

 

その原因は、

”慣れてきたから”

 

慣れてくると、

”合っている”

という目でチェックをしてしまうのです。

 

本来、

チェックするときには、

”間違っている”

という目でチェックしなければダメですが、

 

最初から、

”合っている”

という目でチェックをしていたら…、

 

それは…、

 

 

チェックがチェックになっていません。

 

間違いを探すのが目的ではなく、

”チェックすること自体が目的”

になってしまい、
単なる作業になってしまうんですよね。

 

ということで、

仕事については、
慣れることも大切ですが、

 

それと同時に、

”いい意味で、慣れないことも大切”

 

慣れてしまった途端に、

仕事が、

単なる作業になってしまうからです。

 

みなさんは
作業ではなく、仕事してますか?

 

 

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