伊藤忠商事が、
コンビニのファミリーマートを
完全子会社化することを発表しました。
5,800億円を投じて、
TOB(株式公開買い付け)を行うとのこと。
これで、
コンビニ間の競争は、
ある意味、
商社の代理戦争のような感じになってきましたね。
三井物産 → セブン&アイHD
三菱商事 → ローソン(成城石井)
伊藤忠 → ファミリーマート
上記のような関係で、
商社からコンビニへの出資が行われています。
今回の伊藤忠は、
ファミマの株式の一部を、
JA全農(全国農業協同組合連合会)と、
農林中央金庫に譲渡するとのことで、
今後のファミマ商品のラインアップが
どう変化するのか?
これはとても楽しみですよね。
ということで、
ファミマが伊藤忠の完全子会社になるわけですが、
その背景には、
ファミマの業績不振があります。
2020年3~5月期の連結純利益は、
前年同期比で…、
”71%減の57億円”
大幅な落ち込みとなっています。
その原因について、
ファミマの社長である澤田貴司社長は、
「商品構成などが、
巣ごもり需要に対応しきれていなかった」
大企業のひとつの弱点である
”経営判断の遅さ”
これが影響しているとコメントしています。
そこで、
今回の、
伊藤忠による完全子会社化の話が
出てきたわけです。
伊藤忠が全株式をいったん取得し、
株式を非公開にすることで、
自分の意思だけで
素早く動けるようにする。
つまり、
簡単に言えば、
経営というのは、
関係者が増えると
”ややこしくなる”
ということです。
応援してくれる株主がたくさんいることは
有り難いことなのですが、
世の中は、”正負の法則”
”何かを得れば、何かを失う”
お金が手に入る代わりに、
経営の自由度は減るわけです。
ということで、
中小企業においても、
出資してくれる人が現れたとき…、
これは、
よくよく考えた方がいいです。
一時のお金のために、
出資者を受け入れたら…、
経営がガタガタに…、
なんて話は、
枚挙にいとまがない…。
中小企業においては、
株式について、
軽く考えてしまうことが意外と多いのですが、
当然ながら、そんなことはありません。
というか、
中小企業ほど、
株式については
慎重になるべきです。
あなたの会社の株主構成はどうなっていますか?
自由度の高い経営をしたければ、
関係者はなるべく少なくすることを
オススメします。
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