ドラックストアチェーン
「ツルハホールディングス」
の特集記事を読みました。
ツルハホールディングスは、
M&Aで
ドラッグストア網を広げていますが、
これまで買収した6社、
すべてが大幅増益になっているとのこと。
その秘訣のひとつは、
儲け以外の部分で、
”買収の基準を決めている”
ということです。
儲かるというのは、
悪いことではなく、
もちろん、大切なことなのですが、
それが最大の基準になってしまうと、
買収後の会社は、
おかしくなっていきます。
”お金は魔物”
儲け至上主義になると、
お客さまや、従業員、商品に込めた想い、
これらが
どこかに消えてしまいがちになるからです。
だから、
ツルハホールディングスでは、
買収するかどうかの基準を
次のように定めているそうです。
それが、
”接客と、商品を育てるのが好きかどうか?”
ある買収案件では、
儲けが見込めそうではあったものの、
”「いらっしゃいませ」が言えない従業員ばかりだった”
ということで、
買収を見送っているそうです。
これは、
ある意味、人の採用も同じですよね。
”曲がった枝は直せない”
それよりは、
”最初から、まっすぐな枝を選ぶ”
想像すれば分かりますが…、
挨拶も出来ない従業員がいる会社を買収して、
基本中の基本である
挨拶から再教育するのは…、
”時間が掛かるし、無駄になる可能性が高い”
買収もビジネスですからね。
慈善事業ではありませんから、
効率を考えると、
やめておくべきなのは想像できますよね。
ということで、
M&Aは、
企業が大きくなるためには
最適な方法です。
しかし…、
その反面、リスクも大きい。
買収した企業の従業員に
反乱でも起こされたら…、
時間とお金の両方で、
大きな損失になります。
つまり、
”買収する前に、よく吟味すること”
人の採用でも、
”試用期間”
というお試し期間があるように、
”同じ志でやっていけるのか否か?”
これを、
しっかりと見極めることです。
儲けを急ぐあまりに、
取り返しのつかない買収をしてしまった…、
そんな話は、
世の中にたくさんあるのです。
もう一度言います。
”曲がった枝は直せない”
よく吟味しましょう。
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