誰に会社を継がせるか?

先日のブログでは、
大塚家具の大塚久美子社長が
辞任することを取り上げました。

 

”同族経営の難しさ”

これを改めて感じましたが、

 

違った意味での難しさを教えてくれたのが
バイオ企業の林原でした。

 

簡単に言えば、

 

”社長になりたい人”

と、

”社長になりたくない人”

 

後継者となる子どもが、
どんな思考を持っているのか?

 

大塚家具の場合は、

”社長になりたい人”

だったのに対して、

 

林原の場合は、

”社長になりたくない人”

 

言葉を選ばずに言えば、

”仕方なく社長になったのです”

 

だから、

林原の特集を
テレビで観たときの違和感…、

これを今でも覚えています。

 

先日お亡くなりになった
四代目社長だった林原健さんは、

お昼ぐらいに会社に来て、
14時過ぎには帰る。

 

「やることがないので…」

そんな言葉を発していたと
記憶していますが、

これでは…、

 

会社は傾きますよね…。

案の定、

会社は倒産してしまいました。

 

のちに林原健さんは、
次のように語っていたそうです。

 

「私は社長には全く向いていなかった。

これからは好きな研究に没頭できるのが、
本当に楽しみなんです」

 

子ども…というだけで、

社長にさせられてしまった林原健さんも、
辛かったんでしょうね。

 

ということで、

”後継者選び”

 

これは、

どんな規模の企業にとっても、
超難問です。

 

特に

中小企業にとっては、

”子どもに継がせたい!”

そんな想いが強いのも事実。

 

しかし、

大切なことは、

”企業が継続すること”

これを忘れてはいけません。

 

そのためにも、

”事業承継は、早めに動く”

これが鉄則です。

 

子どもに継がせたいのであれば、
英才教育が必要です。

 

第三者に継がせたいのであれば、
その人材を探さなければなりません。

 

自分が引退する時期になってから
考え始めたのでは遅いのです。

 

あなたなら、
誰に会社を継がせますか?

 

 

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