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先日のブログでは、
アパレル業界の問題点のひとつである
在庫について取り上げました。

 

2019年度のデータでは、
市場に供給されたアイテム数、
28億点に対して、

 

売れ残りは…、

 

”約半数の14億点!”

 

在庫はキャッシュと同じですから、

これだと、

経営を成り立たせるのは
大変ですよね。

 

ということで、

 

この在庫について、
業界の常識を覆し、
成功している会社が現れました。

 

それが、

フランスのメンズファッションブランドである

「アスファルト」

です。

 

「アスファルト」では、

 

”つくってから売る”

を廃止し、

”注文を受けてからつくる”

 

いわゆる、

”受注生産”に切り替えたのです。

 

「な~んだ、受注生産か…」

そう思ったあなた!

 

おっしゃる通り、
受注生産は昔からある販売方法ですよね。

特別新しいことではありません。

 

しかしながら、

「アスファルト」が
ほかの受注販売と違うのは、

 

”消費者目線の受注販売”

ということです。

 

一般的に受注販売というのは、

”売り手の都合です”

 

誤解を恐れずに言えば、

在庫を抱えたくないから、
売りたい分だけつくる。

 

でも、

「アスファルト」は違うのです。

 

アスファルトが提案する価値観である、

 

”丈夫で長持ち”

”手頃な価格帯”

”シンプルでハイセンスなデザイン”

 

これに賛同するコミュニティーに
質問票を送り、意見を募り、
基本モデルを開発します。

 

その後は、

購入者のフィードバックを元に、
改良を重ね、何度も再販していく。

 

一回の生産量は、約1万点で、

”誰かと服がかぶる…”

という事態も避けやすい。

 

サイズ交換などのために、
受注量よりも、1割程度多くつくるそうですが、

その残った分は、
セールで売るのではなく、

 

”定価の3割増しで完売”

するそうです。

 

ということで、

「アスファルト」の戦略は、
いろいろなビジネスで応用できそうです。

 

ポイントは、

”世間一般を相手にしない”

 

みんなに好かれようと思わない、

自分たちのブランドを支持してくれる人だけに
好かれればいい、

ということです。

 

つまりは、

”コミュニティーを持つ”

ということ。

 

これは、
今後のビジネスでは
特に重要になってくると考えています。

 

一歩街に出れば、
会員を募っているお店で
溢れています。

 

しかし…、

 

その会員を活かしているお店が
どれぐらいあるのでしょうか…???

 

たまにセールの案内を送るだけ…、

 

これだと
せっかくの会員組織がもったいないですよね。

 

”会員組織をコミュニティーに育てる”

これを考えてみましょう。

 

きっと

ビジネスが大きく飛躍するはずです!

 

 

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