財務省が発表した
法人企業統計によると、
資本金1千万円以上、1億円未満の
いわゆる中小企業の借入金が、
大幅に増えているようです。
まぁ…、
このコロナ禍ですから…、
予想通りですよね。
具体的には、
融資期間が1年以上の長期借入金が、
約3兆8千億円、
融資期間が1年未満の短期借入金が、
約6兆3千億円、
今年4月から6月の
わずか3ヶ月間で増えた…。
2019年までの
5年平均では、
長期・短期、
ともに減少していましたから、
中小企業の資金繰りの厳しさが分かる
増加傾向ですよね。
ということで、
コロナ禍の2020年は、
中小企業にとっては
”資金繰りの年”
そういっても
過言ではありません。
このブログでも何度か書きましたが、
私が、
お客さまにアドバイスしているのは、
資金がボトムのときでも、
”月商の2ヶ月分の現預金を持つ”
ということ。
多くの企業で、
資金がボトムになるときは、
”給料日あと”
つまり、
従業員に給料を払ったあとでも、
月商2ヶ月分の現預金を持つ。
これは…、
なかなか厳しい目標ですが、
目指すべき目標だと思っています。
大企業であれば、
月商の1ヶ月分ぐらいあれば
何とかなります。
というのは、
銀行との間で取り決めた融資枠があり、
その枠内なら
いつでもお金を借りられるからです。
しかし…、
中小企業の場合は、
融資を受けるのにも一苦労…、
準備しなければならない書類も多く、
審査に時間が掛かるのが
世の常です。
だから、
”自力で貯めておく”
これは
絶対に必要なことなんですよね。
そのときに活用するのが、
”役員報酬”
役員報酬は
役員に対する給料のことですが、
これは
基本的には会社の経費になります。
この役員報酬を
”高めに設定する”
のです。
つまり、
役員報酬という経費を増やして
節税を図りつつ、
”会社外部にお金を貯める”
役員報酬を高く設定するのは、
決して私腹を肥やすためではありません!
しかし…、
人間というのは、
魔がさす生き物。
外部預金用のお金と分かってはいても、
自分の口座にお金があると、
ついつい
誘惑に負けて使ってしまう…、
そんなこともあり得ます。
だから、
外部預金用の口座として
別に用意し、
振り込む段階から
・プライベート用、
・外部預金用、
分けて振り込むのです。
そして、
さらに、
外部預金用の口座は
”会社で管理する”
役員本人には
渡さないようにする。
せっかく分けても、
役員に通帳を渡してしまったら…、
魔がさすこともあるからですね。
ということで、
いつも言っていることですが、
”会社は、お金がなくなったときに倒産する”
その責任の多くは
会社の経営陣にあります。
だから、
経営陣である役員の報酬を使って、
外部預金をする。
役員報酬を増やせば、
当然ながら、
役員個人の所得税や住民税などの
負担は増えますが、
これも
役員の仕事のうちだと思って
諦めましょう…。
あなたの会社では、
外部預金をしていますか?
お金は
貯めようと思わないと、
なかなか貯まらないものです。
もし、外部預金をしていなければ、
検討してみましょう。
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