経営感覚には○○が必要。

B!

コロナ禍で苦しい飲食業界。

第三波による
再びの時短要請もあり…、

さらに厳しい状況になっています。

 

この厳しい状況は、

大手であろうが、

中小であろうが、

関係なく影響が出ています。

 

たとえば、

大手のひとつである、

「リンガーハット」

 

ちゃんぽんで有名ですが、
300店舗以上が臨時休業や時短営業を行い、

4月の売上高は、
前年同月比でマイナス60%近く…。

 

この10月には、
前年同月比で87%まで戻ったとのことですが、
それでも厳しい状況が続き、

2021年2月期決算では、
約87億円の赤字予想…。

この赤字は過去最大とのこと。

 

そんな「リンガーハット」の
佐々野 諸延社長のインタビュー記事を読みました。

 

佐々野社長は、

いま現在、

営業や生産部門と話しをして、
無駄な経費の削減をしているとのこと。

 

コロナ禍のいま、

売上の増加が見込めない以上、
コスト削減に力を入れるのは
至極当然のことですよね。

 

そのコスト削減について、
インタビューでは、
次のように答えています。

 

「一番は賃料と人件費。

現状の売上に対する賃料比率が
20%以上の店舗は
減額交渉を続けている。

 

工場は自動化を進め、省人化を図る。

店舗では1時間の売上に対して
どれだけの人員を配置するのかという計画を
徹底させていく」

 

ここで重要なことは、

”基準値を持つ”

ということ。

 

単純にコスト削減をするのではなく、

 

”売上に対する賃料比率が20%以上”

”1時間の売上に対する人件費”

 

など、

具体的な基準値を持っているか否か?

これが重要なんですよね。

 

この基準もなしに、

「みんなでコスト削減がんばろー!」

 

これだと…、

単なる精神論になってしまい、
具体的なコスト削減が進まないんですよね…。

 

ということで、

”基準値を持つこと”

 

そのために必要なことは、

”常日頃から、数字で考えていること”

 

景気がいいときの数字、

景気が悪いときの数字、

 

これらを把握しているからこそ、
改善の指示が出来るわけですよね。

 

それらもなしに改善の指示をすると、
それは単なる、”無茶ぶり”

 

無茶ぶりがうまくいく確率は
当然ながら低いのです。

 

あなたは、
常日頃、数字で考えていますか?

 

もちろん、

経営には感覚も大切ですが、

その感覚の後押しをしてくれるのが、
数字なんです。

 

数字の裏付けがあるのと、ないのとでは、
自信と勢いがまったく違います。

 

”感覚と数字の両立”

両輪を揃えて
経営をしていくことが
大切なんです。

 

 

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