消費税が導入されて、
早30年…。
いまでは
消費税を払うことが
当たり前になりましたよね。
そういえば…、
消費税が導入された頃、
小学校の算数の問題で、
「財布には1,000円入っています。
1個100円のりんごを5つ、
1個50円のみかんを6つ買いました。
財布にはいくら残っていますか?」
みたいな問題が出されたときに、
消費税を加味して
答えてきた子どもがいたとのことで…、
「これも時代だな…」
そう感じたことを覚えています。
そんな消費税ですが、
来年2021年4月以降は、
”総額表示が義務化”
されます。
まぁ、
もともと義務化はされていたのですが、
「消費税転嫁対策特別措置法」の特例として、
これまでは総額表示が免除されていました。
しかし、
この特例も、
2021年3月末で
ついに執行…、
強制的に総額表示となります。
これで…、
「いくらになるかな…?」
頭の中で
暗算しなくて済むようになるわけです。
では、
来年4月以降は
どんな表示になるのか?
日経MJの調査では、
1.税込価格のみを表示する…22%
2.本体価格と税込価格を併記する…56%
3.税込価格と本体価格を併記する…12%
4.未定…10%
本体価格1,000円であれば、
上記1は、
1,100円、または、1,100円(税込)
2は、
1,000円(税込1,100円)
3は、
1,100円(税抜1,000円)
2と3は、
表示する順番の違いですね。
この表示調査で見えてくるのは、
”なるべく安く見せたい!”
ということ。
現に、
”総額表示にすると、
買い控えが起こる”
という研究結果もあるようなのです。
総額表示であろうと、なかろうと、
払う金額は同じなんですけどね…、
人間の心理とは
面白いものですね。
ということで、
”どう見せるのか?”
これが重要なんですが、
そういった意味で注目されているのは
ユニクロです。
ユニクロでは、
いま現在、
「本体価格 + 税」
という表記になっています。
これをどうするのか?
噂では、
お得感のある、
1,980円という値段について、
いまは、
「1,980円 + 税」
となっていますが、
来年4月以降は、
商品を実質値下げして、
「1,980円(税込)」
にするとか。
国民服とさえ言われているユニクロ、
さすがです。
ということで、
来年4月以降の総額表示が
価格を見直すチャンスとなります。
価格というのはデリケートで、
上げたり、下げたりが
これが難しい。
上げれば、値上げしたといわれ、
下げれば、元に戻せない。
だからこそ、
”大義名分が大切”
思い出してください…、
消費税増税時に、
便乗値上げしたところ…、
ありませんでしたか?
来年4月は、
価格改定の大義名分という意味では、
十分にあります。
いまから、
価格戦略をしっかりと考えておきましょう。
あっ!
念のため…、
価格を上げるには、
価値を上げることが必須ですからね!
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