正しい粉飾決算のやり方。

「決算が終わったところですが、
来期の数字について、相談したいのですが…」

 

これは、
先日決算が終わったばかりのお客さまから
言われた言葉です。

 

一般的には、
決算が終わったら、ホッとしてしまう…、

「しばらくは数字のことは考えたくない!」

そんな方が多いかもしれません。

 

ビジネスを
真剣にやっていれば、やっているほど、
この想いは大きいと思います。

 

それだけ、
ひとつの決算を終わらせるということは
重要なことであり、大変なことなんです。

 

これが…、

 

片手間にやっているビジネスであれば、

「決算なんて、簡単だ!」

もしかしたら、
そう思うかもしれません。

 

片手間だったら、
決算なんて、
ある意味、どうでもいいですからね。

 

しかし…、

 

よく考えてほしいのは、

”決算は、一年に一回しかない!”

ということ。

 

その決算でつくった申告書・決算書で、
このあとの一年を乗り切らなければならないのです。

 

たとえば、銀行融資。

銀行融資では、
申告書・決算書の提出が必ず求められます。

 

そのときに、
何も考えずに、
申告書・決算書をつくっていたら…、

 

”銀行融資が受けられないかもしれません”

 

つまり、

何が言いたいのかというと、

”数字はつくるもの”

数字は結果ではありますが、
その結果はつくるものなのです。

 

こんなことをいうと、

”粉飾決算!”

そんな誤解をされそうですが、
そうではありません。

 

たとえば、
冒頭のお客さまの場合は、

「このままだと、かなり多額の利益が出そう。
お金を有効に使うために、節税をしていきたい」

ということでした。

 

これを、
決算間際に相談されていたら…、

打てる手は少ないですよね。

 

しかし、

前期の決算が終わってすぐ、
相談されていたら、

”一年間、考える時間がある”

当然ながら、
打てる手は増えるわけです。

 

逆もまた然りです。

「このままだと赤字になりそう…。
黒字にするために、どうすればいいのか…?」

考える時間が多い方が、
打てる手が増えるのは、至極当然の話ですよね。

 

ということで、

正しい粉飾決算のために
やることは3つ。

 

1.今後3年間を予想する。

2.数字をリアルタイムに把握する。

3.税理士など、信頼できる誰かに相談する。

 

”どういう決算にしたいのか?”

これには、

将来の予想がなければできない、

いまの数字が分からなければできない、

第三者の知恵を借りれば、達成の可能性は広がる、

言われてみれば、当たり前のことですが、
これがなかなか…、

難しいのが現実だと思います。

 

ですが、

繰り返しになりますが、

”決算は、一年に一回しかない!”

 

その決算で、
このあとの一年間は乗り切れそうですか?

 

”数字はつくるもの”

そのためには、

”考える時間”

これが絶対的に重要です。

 

決算間際に慌てていては、
いい決算はできません!

 

 

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