”玩具販売大手・米トイザラスが全店閉鎖”
2018年6月末で、
アメリカの約700店舗・全店が閉鎖となりました。
イギリスでも全店閉鎖が発表され、
今、トイザラスは苦境に立たされています。
トイザラスを苦境に追いやったのは…、
そうです、
おそらく多くの方が想像したであろう
”Amazon”
の存在があります。
あとは、
安値攻勢のウォルマートも、
そのひとつです。
一説には、
若年層の玩具離れが原因では?
と言われていたのですが、
実は、玩具マーケットは微増しているそうです。
2017年の全米玩具市場は、
約207億ドル(約2兆3,000億円)
で、前年比1%増。
トイザラスの2017年1月期の売上高が、
約71億ドル(約7,800億円)
シェアの30%以上を占めていても、
ダメな時は、ダメになるんですね…。
結果的に失敗に終わってしまった
トイザラスですが、
どこに原因があったのでしょうか?
その原因のひとつが、
マーケティングで大切な
”5つのP”
の中にあります。
”5つのP”とは、
Product(商品・製品)
Price(価格)
Place(流通)
Promotion(広告・宣伝)
Partner(提携)
です。
実は、
トイザラスとAmazonは、
2000年には提携していた間柄でした。
Amazonで唯一の玩具販売会社として
トイザラスがあったのですが、
Amazonが他社にも声を掛けたことを不服として、
提携を打ち切ってしまったのです。
つまり、
Place(流通):どこで売るか?
Partner(提携):誰と組むか?
この2つを見誤ってしまったことにあります。
まぁ、
結果論と言ってしまえばそれまでですが、
2000年と言えば、
日本でもネットショップが出始めた頃なので、
先見性があれば…、
Amazonとの関係も、
違う選択が出来たのではないか???
なんて思います。
ということで、
経営者は、
常にアンテナを張って、
いろいろな情報を集め、
適切な決定ができるようにする。
これが大切ということですね。
ちなみに、
日本のトイザラスは、”トイザらス”と表示します。
理由は…、
自分で調べてみてください(笑)
ネットですぐに出てくると思います。
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