経営は二階建て。

「(お金が)うまく回っていると思っていた…」

 

これは、
TVドラマ「よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~」
での、ベンチャー企業社長のセリフです。

 

企業経営には、ビジョンや夢は必要です。

 

しかし、

 

ビジョンや夢だけでは、続かないことも確かです。

 

当たり前ですが、
企業経営には、”お金”が必要なんです。

 

病院ドラマでも、よくありますよね。
人情派の医師と、病院経営に厳しい事務長との対立。

 

ドラマ構成上、

どうしても、

人情派の医師が、”正義の味方”で、

病院経営に厳しい事務長が、”悪者”となってしまいがちですが、

私には、どうしてもそう見ることができません。

 

というのは、
企業経営には、この2人の役割、両方とも欠かせないからです。

 

ビジョンや夢だけでもダメ、

お金だけでもダメ、

この2つ、両方とも必要なんです。

 

言い方を変えれば

”経営は二階建て”

 

1階は、お金の土台(キャッシュフロー経営)

2階は、ビジョンや夢

こんなイメージですね。

 

しかしながら、

 

冒頭のセリフにもあるように、
一般的には、”お金”の方が弱い傾向にあるようです。

 

今あるキャッシュ、

今月の入金、

今月の支払い、

これぐらいしか考えていない…。

 

1年先、2年先、3年先…、

”未来のための今”

という視点で、
お金のことを考えていないのです。

 

「3年先を考えたって、結局、絵に描いた餅でしょ」

そう思う人もいるかもしれません。
確かに未来のことなので、確実ではありませんよね。

 

でも、

”羅針盤”にはなります。

 

正しい方向に進んでいるのかどうか?

計画がなければ、それすらも分からないですよね。

 

「そうはいっても、お金の計画を立てるのは難しそう…」

そんな声も聞こえてきそうですが、難しくはありません。
難しくはないのですが、”めんどくさい”のです。

 

たとえば、人件費。

会社としての人件費の方針を考えるだけでも、
言い方は乱暴ですが、面倒なのです。

 

というのは、

月給をいくら、

賞与はいくら、

ベースアップをいくら、

考えるのは、これだけではないからです。

 

本当の人件費計画は、

”従業員の人生”を考えることなんですね。

 

何歳で結婚できるようにする。

何歳で家を持てるようにする。

子供の学費が何歳まで必要になる。

こういったことまで考えないといけないんです。
(まぁ、ここまで考えている社長は少ないですが…)

 

さらにいえば、
同地域・同業他社の10%高い給料を払えるようにして、
従業員に ”経済的な幸せ” を与えることも考えなければなりません。

 

このシミュレーションを、
行ったり来たり、何度も繰り返さなければならないのです。

 

もちろん、
人件費以外のお金、
一般経費、設備投資、未来投資などについても
考えなければなりません。

 

そうなると…、

どうしても、
腰が重くなってしまい、先延ばしになる…。

 

結局、計画はつくらない(つくれない)…。

計画がないから、行き当たりばったりになり、

気がついたら、お金がない…。

 

そして、

「(お金が)うまく回っていると思っていた…」

こうなってしまうのです。

 

ということで、
計画がなければ、
ぜひ、計画を立ててみてください。

 

社長ひとりで考えるのが難しければ、
経営幹部と一緒につくってもいいですし、
税理士やコンサルタントと一緒につくってもいい。

 

ただし、

”社長が中心となって考える”ことが条件です。

 

部下に丸投げ、

あるいは、

税理士やコンサルタントに丸投げした計画では、

「達成するぞ!」

という熱量が、
どうしても不足してしまいます。

 

面倒な作業ではありますが、
その分の見返りは大きいですよ!

 

 

 

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