”親子関係ほど難しいものはない”
二代目・三代目経営者の悩み相談を受けることがあります。
「社員が会長(前社長)の言うことばかりを気にしている…」
これは、後継者の悩みあるあるですよね。
古参の社員が、
自分の言うとおりに動かない。
自分が社長になったのに、
自分が思うように出来ない。
自分のやりたいことがあるのに、
なかなか進まない。
さらには、
「会長は、やりたいようにやれと言うけれど、
結局は口を出してくる…」
これも後継者の悩みあるあるですが、
これらは、ある意味、仕方がないことなんですね。
会長が創業者であればなおさらですが、
先代を越えるのは、そう簡単なことではないのです。
だから、
いい意味で、
”越えられないものとして受け入れること”です。
そもそも論として、
後継者になったのは、
「自分が社長なんだ!」
という自己顕示欲を満たすものではないはずです。
事業を引き継ぎ、
お客さまに不便をかけない、
取引先に迷惑をかけない、
そして、
従業員の生活を守ること。
まず、これらが出来たうえで、
さらには、
事業を発展させていくこと。
このためには、
社長自身の自己顕示欲・自己満足は
いったん横に置いておくことです。
社員が会長の方を向いているのであれば、
ある意味、それを利用する。
会長とたくさん話し、質問する。
自身の提案があれば、
まずは会長に相談し、アドバイスを得る。
でも…、
どうしても、
後継者は先代を越えたがります。
親子であればあるほど、
「親父の考えは時代遅れだ」
なんて、反発してしまいがちです。
ですが…、
それでうまくいくことって、
あまりないですよね。
いわゆる”お家騒動”になった企業で、
成長し続けているところって…、
ちょっと思いつきません。
だから、
繰り返しになりますが、
社長自身の自己顕示欲・自己満足は
いったん横に置いておく。
そもそも論を思い出し、
社員が会長の方を見ているのであれば、
それを利用するのです。
たとえ、自分のアイデアであっても、
会長に相談し、アドバイスを求めたうえで、
「これを会長の発案として、
みんなの前で話してもらえませんか?」
会長に、そうお願い出来るぐらいに、
自分を押し殺すのです。
先代を越えたい人は、なかなかこれが出来ません。
「どうだスゴイだろ!
こんなアイデア、先代では思いつかないぞ!」
こんな、自己顕示欲を抑えられないことがあります。
そうすると、
会長の反発、社員の反発を招き、
うまくいくことも、うまくいかなくなってしまうのです。
でも、
会長に、”会長の発案”として言ってもらうことで、
「会長の発案をみんなで実現していきたいと思います。
私(社長)に協力してください」
こんな風にして、
やりたいことを進めることが出来るのです。
これは…、
分かってはいても、実行するのはとても難しいです。
誰にでも自己顕示欲があります。
それが邪魔するんですよね…。
そんなときは、そもそも論を思い出しましょう。
自分の色は、少しずつ出していけばいいのです。
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