”投資と浪費”
同じお金をつかうでも、
結果はかなり違ってきます。
たとえば、会社の事務所。
同じ一等地の駅近に構えるにしても、
社長の見栄のために構えるのと、
優秀な従業員を迎えるために構えるのとでは、
結果は全然違ってきます。
ダメな社長の典型は、
明るく、
元気で、
大雑把、
そして、
見栄張りなんですね。
社長の見栄のために
高額な家賃を払っているとしたら、
これは浪費以外の何ものでもありません。
でも、
優秀な従業員を迎えるためであれば、
これは投資になります。
通勤は毎日のことです。
働く場所は、とても重要な要素ですよね。
一等地の駅近であれば、
働く社員にとっては、それだけでひとつのメリットになるのです。
いくら働きやすい職場でも、
通勤のために時間がかかったり、
駅から遠かったりしたら、
長く働くのは難しいかもしれませんよね。
ということで、
同じお金をつかうにしても、
これは投資なのか？
これは浪費なのか？
これを考えてみましょう。
投資・浪費の定義は、人それぞれですが、
ひとつの考え方は、
”リターンがあるか否か”
ですよね。
ただし、
そのリターンは、
お金とは限りません。
知識だったり、経験といった、
ビジネス能力が高まること、
あるいは、
人間性が高まったりすることも
重要なリターンのひとつです。
もちろん、
遊びにお金をつかうのも有りです。
その遊びで、
気分がリフレッシュされたり、
友人関係、家族関係が良くなったりするのも
ひとつのリターンと言えますよね。
つまり、
無意識・無自覚でお金をつかわないということです。
特に社長は、
”投資と浪費”
このことについて、考えなければなりません。
社長の仕事のひとつは”決断”することです。
その決断には、
お金をつかうことも、当然含まれます。
金額が大きくなればなるほど、
そのプレッシャーの大きさは計り知りません。
だから、
普段からのお金の使い方に気をつけて、
小さな決断を繰り返していくのです。
これは、投資か？ 浪費か？
会社のためになるのか、ならないのか？
この毎日の積み重ねが、
大きなお金を動かすときに活きてくるのです。
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