思い込みのワナ。

”山田太郎と山本太郎”

 

先日の参院選で、
山田太郎氏の票を、
山本太郎氏の票にしてしまった…、

そんな集計ミスがありました。

 

まぁ、
一文字違いですからね。

間違えてしまうのも分からなくもないのですが、
問題なのは、その間違え方。

 

このお二人を比べると、

山本太郎氏の方が、
どうしても有名ですよね。

 

だから、

「山本太郎さんへの投票だろう…」

という思い込みがあったんだろうと思われます。

 

このような、
思い込みによるミスが想定できるときは、
事前に言っておくことです。

 

「山田太郎さんと、山本太郎さんがいるから、
太郎さんが出てきたら、注意してね。
”太郎は注意だよ!”」

 

”太郎に注意!”

こんなキーワードを言っておくだけで、
注意するもんなんですよね。

 

もちろん、
今回の現場でも言っていたとは思うのですが…、
ここは、”徹底の差”でしょうね。

 

「注意してね」

”言った”のと、

”伝わった”のは

違うということです。

 

このような”思い込み”は、
ビジネスの現場でも、気をつけなければならないことです。

 

よく、

”バイアスがかかっている”

なんて言いますが、

先入観にとらわれてしまう、
色眼鏡で物事を見てしまうことがあります。

 

そうすると、
当たり前ですが、”正しい判断”はできません。

 

フラットな目で、
ゼロベースで見る目を持たないといけないのですが、
これは意識しないと難しいですよね。

 

また、
このバイアスは、人に対してもあります。

 

いつも仕事をしっかりとやってくれている人に対しては、

「この人がやる仕事なら大丈夫だろう」

チェックが甘くなります。

 

逆に、

いつも失敗ばかりする人に対しては、
どんなに完璧な仕事であっても、

「ホントに大丈夫か…、もう1回チェックしておこう…」

厳しめのチェックになります。

 

つまり、

考え方を変えれば、
このバイアスを逆手に取ることができるということです。

 

”仕事ができる人”

そう思われたかったら、最初が肝心ということですよね。

 

最初の仕事をしっかりと、一生懸命やって、
成果を出せば、それが、その人の基準値になります。

「この人に任せれば安心。次の仕事もお願いしよう!」

そうなる可能性が高くなります。

 

逆に成果が出せなければ…、

次はありません…。

 

ということで、
人間は放っておくと、バイアスがかかってしまうものなんです。

 

自分が見るときにはフラットに、
自分が見られるときにはバイアスを意識して、
誰目線で見るかによって、
バイアスの使い方・考え方も変わるということですね。

 

 

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