”47歳→69歳へ”
「中小企業白書」「小規模企業白書」が公表されました。
経営者の年齢分布を見てみると、
2018年時点では、69歳がピーク。
1995年時点では、47歳がピークだったので…、
つまり、
世代交代がまったく進んでいない
ということですよね。
1995年時点の47歳は、
2018年時点で70歳になっているわけですが、
そのまま、今も社長を続けているという計算になります。
”後継者不足”
なんて言葉をよく聞くようになりましたが、
データからも、
世代交代・事業承継が課題のひとつであることが分かりますよね。
白書の中の、
実際に世代交代・事業承継をしたデータを見てみると、
親族内承継 55.4%
役員・従業員承継 19.1%
社外への承継 16.5%
と、
やはり第一候補は身内。
次いで役員・従業員と、
会社のことを理解している人への承継で、74.5%を占めています。
まったくの第三者に会社を任せるのは、
心情的にも難しいということでしょう。
従業員にとっても不安要素のひとつかもしれません。
また、
白書には、世代交代せずに、会社を畳んだデータもあります。
畳んだ理由は、
自分の代で畳むつもりだった 58.5%
将来性が見えなかった 41.6%
後継者候補がいなかった 19.8%
事業に価値があると思えなかった 19.6%
など、
後継者がいなく、やむを得ずというのが約20%もありました。
”事業に価値があると思えなかった”
というのも約20%あり、何だか悲しいですよね…。
これには、”思い込み”の部分も大きいような気がします。
”価値がない”
のではなく、
”価値に気づいていない”
だけの可能性も十分にあり得ます。
客観的な意見を聞いてみることが大切ですよね。
ということで、
私たち、人間の命は有限ですが、
会社・事業には、永遠に生きる可能性があります。
そのための絶対条件は、後継者がいること。
上場企業ならともかく、
中小企業の場合は、
後継者を自分で見つけなければなりません。
正確に言えば、
見つけるだけではダメで、
育てていかなければなりません。
上場企業や、有名企業であれば、
黙っていても候補者は現れますが、
中小企業はなかなか…。
ここが中小企業のツラいところです。
つまり、
「そのうち見つかるさ!」
という、悪い意味での楽観視はせずに、
常にアンテナを張っておくことです。
現実に、
20%は後継者がいなくて会社を畳んでいるのです。
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