”あなたは、1日何分座っていますか?”
最近、
”日本人は座り過ぎる”
というニュースや記事を見かけることが多くなりました。
あるデータでは、
世界一座るのが、日本人なのだそうです。
自分の一日を考えてみても…、
やっぱり座っていることが多いかもしれませんね。
そんな、
座るの大好き日本人ですが、
実は、座り過ぎは健康に良くないって知ってましたか?
シドニー大学の研究では、
”1時間座れば、22分余命が縮む”
”1日11時間以上座る人は、4時間未満の人に比べて
40%死亡リスクが増加する”
という衝撃的なデータが発表されています。
ちなみに、
座り過ぎがなぜ健康に悪いかというと、
簡単に言えば、
”血液がドロドロになるから”
これは、
エコノミークラス症候群と似たような症状ですよね。
私は専門家ではないので、
詳しくは専門家に聞いてもらえればと思いますが、
大まかにいうと、次のような因果関係のようです。
座ることで、
太ももや、ふくらはぎなど下肢の筋肉が活動しなくなり、
代謝が悪くなる。
そうすると、
糖や中性脂肪が血液から筋肉に取り込まれにくくなり、
いわゆる”血液ドロドロ状態”になる。
さらに、
腰や膝が曲がった状態が続くことで、血流量が下がる。
結果として、
糖尿病や心疾患、脳卒中、がんなどへのリスクが高まる。
ということで、
座り過ぎてるな~っと、少しでも感じたのであれば、
すぐに改善した方がいいですよね。
具体的には、
もちろん、座り過ぎないことですが、
デスクワーク中心だと、なかなか難しい面もあります。
昔からデスクワークは動かないといわれていましたが、
それでも昔は、
資料を求めて、
あっちに行き、こっちに行きと動いていました。
しかし、
最近は違います。
クラウドかあるために、
デスクに座っていながら、資料が手に入るようになってしまったのです。
”人類は、発展し過ぎると滅びる”
は本当ですよね…。
そんな場合は、
30分ごとに3分、
あるいは、
1時間ごとに5分、
休憩を入れて、少し体を動かすことです。
まぁ、
30分ごと…というのは、ちょっと現実的ではないので、
1時間に5分ですかね。
あとは、
私のお客さまのところでも、取り入れているところがありますが、
”スタンディングデスクにする”
ということを考えてもいいかもしれません。
楽天が、
スタンディングデスク1万3,000台を一気に導入して、
話題になったりしましたよね。
立って仕事をする環境をつくってしまえば、
当然ながら、座り過ぎはなくなります。
また、生産性も上がるようです。
一説には、
”早く座りたいから、早く仕事を終わらせる”
という人間心理も影響しているとか…。
座り過ぎ防止のためには、環境も大切なんですよね。
ということで、
座り過ぎは健康に良くないわけですが、
その、”座り過ぎ”とともに
最近、よく目にするようになったのが、”健康経営”
”健康経営”というのは、
従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。
企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、
従業員の活力向上や生産性向上等、組織に活性化をもたらします。
結果的に業績向上や株価向上につながるとして、
経済産業省が推進しているもので、
”健康経営銘柄”なんていうのもあります。
当たり前ですが、
企業は人で成り立っていますよね。
”働く人が健康で楽しく仕事ができる環境をつくる”
これができれば、
結果的に、その企業の業績は上がる。
至極当然の流れといえます。
今までは、
健康診断を受けさせるぐらいしかなかった従業員の健康に関する考え方も、
時代とともに変わってきているということですよね。
働き方改革が叫ばれている今、
”健康経営”がひとつのキーワードになるかもしれません。
とりあえず…、
まずは…、
座り過ぎないことから始めていきましょう!
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