”新井賞”
これを知っている人は、
かなりの本マニアですね(笑)
本の賞といえば、
”直木賞”
”芥川賞”
が有名です。
受賞した作品は、
飛ぶように売れるわけですが、
”新井賞”は、
それよりも売れることがあるそうです。
では、
そもそも”新井賞”とは何なのか…。
それは、
ある書店の書店員・新井さんが
勝手に選んだ賞なんですね。
書店員の新井さんが、
この半年間で一番面白かった本を勝手に選ぶ賞。
では、なぜ、
書店員が勝手に選ぶ賞が話題になるのか?
そこには、当然ながら秘訣があります。
その秘訣とは、
新井さんには、”固定ファン”がいたということです。
では、なぜ、固定ファンがいるのか?
それは、日頃からの積み重ねがあるからなんですね。
”常連客には話しかけ、的確な本を薦めること”
これを自分に課して、
日々コツコツと積み重ねていったそうです。
そうすると、
新井さんのアドバイスが話題になり、
わざわざ遠くから足を運んでくる人も出てくるようになったとのこと。
やはり、
話題になるには、それなりの準備があるものです。
この、”新井賞”のきっかけを、
新井さんはこう話しています。
「直木賞候補作の中で、自分は飛び抜けて面白いと思った本が受賞しなかった」
直木賞・芥川賞発表後の書店の棚は、受賞作で埋め尽くされるのが一般的で、
それ以外は埋もれてしまいます。
新井さんは、
「(受賞を逃した)この本に関してだけは引けなかった。
売るためには、本の帯に、”直木賞候補作”では弱い。
そこで、自分の名前を冠した”新井賞”の手書き帯を苦肉の策として巻き、
真剣度を伝えようとした」
埋もれてしまいかねない”直木賞候補作”を
どうにかして売りたい、という熱い思いがあったんですね。
今では、この新井賞は、
新井さんが働く書店チェーンだけでなく、
他社の書店チェーンにも広がっています。
書店に行ったら、ちょっと気にしてみてくださいね。
ということで、
新井賞のような、賞に限った話ではありませんが、
何でも勝手につくっていいんです。
私たちの多くは、
「どうせ無理でしょ…」
という思考から始まりやすいですが、
どんなものにでも、スタートがあるわけです。
最初からスゴかったわけはありません。
直木賞や芥川賞も、
今ではスゴイことになっていますが、
はじめた当初は、
海のものとも山のものとも分からなかったはずです。
一歩を踏み出すかどうか、
これがやっぱり大切ということですね。
あとは、日々の積み重ね。
世の中には、たくさんの書店員がいますが、
ただ本を並べているだけの人もいれば、
どうやったら売れるかを考えて並べている人もいます。
「今日は、こう並べてみよう」
「ちょっと場所を変えてみよう」
そんな工夫をして、売れ行きの違いを調査していたら、
1年後には、素晴らしい書店員になっているはずです。
どんな仕事でもそうですが、
意識次第、考え方次第で成長もできれば、
逆に、腐っていくこともあります。
どうせなら…、
日々コツコツと積み重ねて、成長していきたいですよね。
ということで、
何でも勝手につくっていきましょう!
ただし…、
いいものをね!
それを続けることで、
それがやがて大きな価値に変わるのです。
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