成功する価格戦略とは?

”わかりにくくてすみません”

 

2019年9月26日の日経新聞朝刊の記事…、

 

ではなく、

 

広告見ましたか?

 

「洋服の青山」の青山理社長が
謝罪会見のように頭を下げている写真に、

 

冒頭の

”わかりにくくてすみません”

の文字。

 

「洋服の青山は、スーツ業界特有の複雑な価格表示をやめます」

 

10月1日の消費税増税に合わせ、
誰にでもわかりやすく、大幅に下げた新価格を導入するとのこと。

 

確かに、

 

スーツ業界といえば…、

”1着買えば、もう1着は半額”

そんな価格戦略が多かったですよね。

 

だったらと、

 

お客さま
「もう1着はこれにしようかな」

と言ったら、

 

店員
「大変申し訳ございません。こちらのスーツは対象となっておりません…」

 

お客さま
「だったら、1着でいいから、その分安くてよ~」

 

みたいなやり取りがあったりと、
良かれと思って行った2着目半額が
かえって混乱させたりしていました。

 

つまり、

今までの価格戦略は、
現場社員に負荷をかけ、お客さまを置いてけぼりにしていた、

ということです。

 

そこで、

「洋服の青山」では、
これまでの反省を踏まえ、10月1日より、

 

すべてのお客さまに、安心でわかりやすく、
社員たちが「この品質を、この価格で!」と胸を張って接客できる。

そんな新価格で再スタートすることにしたのです。

 

この”わかりやすさ”は、
とても大切なんですよね。

 

たとえば、

私は、

「ラーメン二郎」とかは、

ちょっと行きづらいですよね…。

 

あまりにも前情報があり過ぎて、
面倒くさい気持ちが先に来てしまいます。

 

あとは、

サブウェイもちょっと敬遠しちゃいますね…(笑)

 

ということで、

わかりやすさは買いやすさ。

 

その逆で、

わかりづらいと買わない。

 

以前勤めていた専門学校でも、
料金体系が複雑すぎて大変だったのを思い出しました。

 

このコースに、
これをつけると、〇〇円割引で、

さらに、

これもつけると…、

 

もう訳が分からなくなります。

 

価格はシンプルが一番。
シンプルであればお客さまも安心します。

 

「私、損してないかなぁ…」

こんな気持ちを持ってしまったら、
お店への不信感が募るだけですよね。

 

ところで、

 

あなたは、ラーメン二郎…

入れますか?

 

 

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