組織を良くしようと思うと起こる現象。

「これからという時に…、なぜ辞める…」

 

これは、

”組織改革あるある”

のひとつなんですよね。

 

組織を改革して、
働きやすい職場をつくろうと思ったり、

 

目標を明確にして、
社員のやる気を引き出そうとしたり、

 

あるいは、

 

社員の頑張りに報いるために
給与制度を改革しようとしたり…。

 

すべては、
社員のために行っていることなんですが、

これらに取り組むと、
なぜか辞める人が出てくるのです。

 

それはなぜかというと…、

 

ひと言で言えば、

”ついて来れないから”

なんですね。

 

言葉を選ばずに言えば、
辞める人というのは、
ぬる~い空気感が好きだった人です。

 

居心地の良かった空間が、

「改革! 改革!」

と騒がしくなったことで、
居づらくなるわけですね。

 

だから、

私が、
お客さまの組織改革に携わるときには、
必ず言うようにしています。

 

「これをやると、辞める人が出てきますよ。
だから、
社員のフォローをしながら、慎重に進めていきましょう」

と。

 

でも、
社長は、なかなか理解しません。

 

「いやいや、いいことをやろうとしているのに辞めないでしょ…」

 

社員にとってもいいことをやろうとしている社長からすると、
私の言葉を軽く流しがちなのです。

 

ですが…、

改革をスタートさせると、
実際に辞める人が出てくる。

そして、冒頭の言葉になるわけです。

 

このとき、
別の角度から見ると、もうひとつ重要なことがあります。

 

それは、

”先に言えば説明、後から言ったら言い訳”

ということです。

 

組織改革をする前に、

「これをやると、辞める人が出てきますよ」

と言うのと、

 

実際に辞めてしまった後に

「いや~、組織改革をすると辞める人が出てくるんですよ」

と言うのとでは、

雲泥の差がありますよね。

 

先に言っていれば、

「ホントに辞めましたね」

となって信頼感が増し、

 

後から言ったら、

「先に言ってくださいよ!(怒)」

とトラブルになることも考えられるのです。

 

このことは、
すべての業種・業態にいえることです。

 

「いや~、こうなると思ってましたよ~」

なんてセリフ、
聞いたりすること多くありませんか?

 

というか、

みなさんは言ってませんよね!

 

”先に言えば説明、後から言うと言い訳”

これは、
とても重要なことなんですね。

 

 

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